北千住『成田酒店』昭和元年創業の老舗が角打ち開始!名物「スキレットぼった」で葱焼酎を味わう

北千住『成田酒店』昭和元年創業の老舗が角打ち開始!名物「スキレットぼった」で葱焼酎を味わう

北千住駅から日光街道を越えて徒歩約12分。昭和元年(1926年)創業の老舗『成田酒店』が、2025年10月4日より待望の角打ち営業を開始しました。三代目が築いた地酒の聖地に、四代目となる娘さん・夏紀さんの感性が加わった新たな空間。「奥千住」とも呼ばれるこの地で、名物「スキレットぼった」をつまみに、樽生の黒ラベルや厳選日本酒が楽しめます。

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街の歴史と共に歩む、奥千住の酒屋さん

北千住駅の賑わいを抜け、日光街道を渡った先の住宅街に『成田酒店』はあります。昭和元年の創業以来、「街の酒屋さん」として地域に根ざしてきた一軒です。

三代目店主・成田一司氏が全国の銘酒を扱う地酒屋へと舵を切って以来、酒好きが集う店として知られてきました。

さらに、千住の酒販店有志の会「酒千会」の中心として、千住葱を使った焼酎「やっちゃ場」や、地元の桜酵母で造る「あだち桜エール」など、地域の魅力を詰め込んだオリジナル商品の開発にも熱心に取り組まれています。

四代目を迎え、待望の角打ちスタート

そんな歴史ある『成田酒店』に、新たな風が吹いています。四代目となる娘の夏紀さんが家業を継ぎ、その感性でシードルやクラフトビール、日本ワインなどのラインナップがさらに強化されました。

そして2025年10月4日、ついに角打ち営業がスタート。店先のウッドデッキや、店内に設えられた大きなテーブルで、立ち呑みが楽しめるようになりました。

まずは、提供されている樽生ビール「サッポロ生ビール黒ラベル」(500円)をお願いしました。丁寧に注がれた一杯を手に、それでは乾杯!

名物「ぼった」から気の利いたアテまで

角打ちの魅力は、なんといってもおつまみ。メニューには、夏紀さんのセンスが感じられる品々が並びます。

ぬか漬け
酒粕ディップ

「酒粕ディップ」(400円)や「船中八策クリームチーズ」(350円)、「ジェノベーゼ冷奴」(300円)など、お酒が進むアテが手頃な価格で揃っています。

葱焼酎やっちゃ場

中でも異彩を放つのが「スキレットぼった」(400円)。「ぼった」とは、下町・千住で愛されるもんじゃ焼きの愛称。まさか酒屋さんの角打ちで、熱々のスキレットで提供される「ぼった」に出会えるとは。小さなヘラでちびちびとつまみながら飲む葱焼酎や黒ラベルは格別です。

さらに、台湾料理の「あま酒豆花」(350円)といった、個性的なデザートまで用意されているのが嬉しいところ。

抜栓料で楽しむ、酒屋呑みの醍醐味

ドリンクは、もちろん酒屋ならではのラインナップ。「日本酒 飲み比べセット」(1,000円)で本日のおすすめ3種を楽しむもよし、オリジナルの麦焼酎「やっちゃ場」(500円)や「あだち桜エール」(600円)を試すもよし。

ロゼワインなど品揃えは山程

そして、角打ちの醍醐味である「抜栓料」システムも。店内の棚に並ぶお酒を、小売価格に抜栓料(750ml/四合瓶なら600円)をプラスするだけで、その場で飲むことができます。これはグループで訪れて、気になる一本をシェアするのにも最適でしょう。

伝統と革新が交差する、北千住の新たな止まり木

三代目が守り育てた地酒の伝統と、四代目の新たな感性が融合した『成田酒店』の角打ち。

歴史ある酒屋さんの店先で、北千住の「今」を感じながら飲む一杯は、実に味わい深いものがありました。北千住散策の目的地として、ぜひ立ち寄られてみてはいかがでしょう。

店舗詳細

メニュー
抜栓料
店名成田酒店
住所東京都足立区千住中居町25−12
営業時間9時30分~20時00分
水曜日定休
創業1926年