上野アメ横の喧騒に溶け込む『立飲みカドクラ』。まるで何十年と商売をしていそうな雰囲気ですが、オープンは2009年と比較的新しい。もはや上野の昼飲みシーンを代表する一軒です。実は母体が老舗焼肉店。店先の鉄板で焼かれる名物の豚平焼と、焼肉店系列だからこその肉料理のクオリティが魅力です。
人気の理由は焼肉店の仕入力とライブ感

広い間口は開放感たっぷり。いつも活気に満ちています。店名はカタカナでカドクラですが、実は漢字で「火土蔵」と書きます。2009年以前は炉端焼き店で、そのときの名残り。
運営するのは、昭和38年(1963年)創業の界隈の老舗焼肉店「太昌園」。焼肉店が持つ「肉の仕入れ力」という強みを活かした立ち飲み業態を2009年にスタートさせました。

焼肉の上質な肉と共通仕入れだからこそ、質の高い料理を手頃な価格で提供できるのが最大の魅力です。
手軽に立ち寄れて、お昼前の11時から夜まで通しで飲める安心感は、私たち呑兵衛にとって、もはやインフラ的存在。
看板メニューをつまみに激安大瓶ビールを楽しむ

まずはビールをもらって、喉を潤しましょう。大瓶ビールは570円!いまどきこの価格は安いです。それでは乾杯!

『カドクラ』のメインは、なんといっても目の前の大きな鉄板で調理される料理の数々。

なかでも一番人気は「豚平焼」です。注文すると、手際よく豚肉とキャベツが炒められ、見事な手つきで薄焼き玉子に包まれていきます。

ソースとマヨネーズがたっぷりかかった熱々を頬張れば、豚肉の旨味とキャベツの甘みが一体となって口の中に広がります。シンプルながら、ビールが進む間違いのない一品です。

テレビ番組でも紹介されたという名物ハムカツも見逃せません。昔ながらの赤いハムを4枚重ね、ミルフィーユ状にして揚げたもので、サクッとした衣の中からハムの塩気と旨味がじゅわっと広がります。

チーズ入り(390円)のバリエーションも楽しめます。
いつでも頼りになる、とりあえず立ち寄りたい一軒
活気あふれるアメ横の空気を感じながら、鉄板で焼かれる熱々の料理と、お得感のある肉つまみを味わうことができる人気店。
上野での0次会や〆の一軒。ふと思いついた平日の昼飲み、買い物途中の一杯まで、あらゆるシーンで頼りになります。
店舗詳細
品書き


店名 | 立飲みカドクラ |
住所 | 東京都台東区上野6-13-1 フォーラム味ビル1F |
営業時間 | 11時00分~22時00分 基本無休 |
創業 | 2009年(母体は1963年) |