広島・胡町「新京本店」 広島の〆は深夜の食堂でカレーじゃけん。


戦災によって甚大な被害を被った広島で、終戦の年1945年(昭和20年)に創業。以来、復興を食事で支えてきた名物食堂があります。その名は「新京」。

現在も広島で最も飲食店が密集する歓楽街・流川の中心で、夜な夜なやってくる人々のおなかを満たしています。

 

広島駅から路面電車「広電本線」に揺られて猿猴川を渡り、5つめの胡町電停が最寄り。路面電車のある街はゆっくりとした時間が流れその風情もまたお酒のおつまみです。

 

いかにも大衆食堂という佇まい。食堂ではありますが、営業時間は夜6時から朝6時と深夜型。それ故飲む人ばかりかと思いきや、仕事の合間に立ち寄る人たちが定食を食べる光景もみられ、繁華街に集う人々のるつぼです。

 

L字のカウンターで厨房を囲むつくりで、ずらりと焼き魚や煮魚、小鉢などがカウンターの上を彩っています。

 

まずはビールから始めましょう。生ビールはキリン一番搾り(中が540円、小が430円)。昔ながらのジョッキサイズで小生でも十分な飲みごたえ。瓶ビールはキリンクラシックラガー(CL・540円)です。広島は昔ながらのクラシックラガーを扱うお店が多く、たいへん愛されている印象です。

では乾杯!

樽詰めのキリンレモンハイや日本酒が430円。

 

壁面にずらりと貼られた短冊はいずれも食べたくなるものばかり。おにぎりやうどん、にゅうめんまで多彩な顔ぶれです。魚の子の煮付けなんていうのもいいなー。

 

さらに目の前のケースにはバラエティ豊かなお刺身や小鉢の数々。ここに来たらなんでもある、そんな安心感がたまりません。

 

昔ながらの食堂の定番おつまみ、マカロニサラダ(320円)。さんざっぱら飲んできた後で軽く〆ようと新京にやってくると、マカロニサラダの優しさに心の底からほっこり癒やされます。

 

おつまみの盛り合わせ。だし巻き卵、スパゲティにウインナー、そしてシュウマイとお母さんがつくるお弁当の具を集めたような内容で、これまた嬉しくなってきます。お子様味の料理って、大人になっても変わらず好きなものですね。

 

名物は「元祖カレー汁」。

 

広島の〆の定番はカレーじゃけん!和風だしで懐かしいお蕎麦屋さんのカレーのよう。スパイシーの余韻があとからじわじわときて、それがまたビアタンを空にさせます。

じゃがいも、たまねぎ、牛肉をすくいながら、のんびりと深夜の食堂の雰囲気に浸る。

 

気がつけばいっぱい飲んでしまい、時間はあっという間。

 

個性的な味ではなく、これぞおふくろの味という料理の数々ですが、それが飲んだ体に優しく寄り添ってきて、しばらく経つとまた行きたくなる不思議な食堂です。

出張帰りに、旅の合間に、癒やしのひとときを〆にしませんか。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/キリンビール株式会社)

 

お食事処 新京本店
082-241-1406
広島県広島市中区流川町5-9
18:00~30:00(日祝定休)
予算1,800円



“広島・胡町「新京本店」 広島の〆は深夜の食堂でカレーじゃけん。” への1件のコメント

  1. 見んさい来んさい より:

    ここまで、ビールがある、おにぎりがある、にゅうめんがある、とあれこれ紹介されたら、かえってカレーの影が薄くなってますね(笑)
    「カレーって書いてあったっけ!?」みたいな。

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