蒲田「いとや」 新宿の人気店の味、南の酒都へリアレンジ


突然ですが、都県境手前の街の酒場は魅力的だと思いませんか。北の酒都・赤羽、西の酒都・小岩、そして南はといえば蒲田。きらびやかな東京のイメージは薄れ、どこか人間くささが街を緩く包んでいるような。

山手線一円にはない”ぐちゃっ”とした雰囲気から感じる人々の営みに、酒場の魅力が交差します。

蒲田はいま新店も続々オープンするノンベエ注目のエリア。2016年にオープンした「いとや」も、黒帯ノンベエを満足させる新進気鋭のもつ焼き酒場です。

 

新宿は思い出横丁の行列ができるもつ焼き屋うっちゃんを原点にもち、価格やメニュー構成を蒲田の街に馴染むかたちでリアレンジ。蒲田の個人店としては大箱の方で、厨房を中心にそれを囲む形で30席弱のコの字カウンターが大きく広がっています。まだできて新しく、色っぽさはもう一歩といった感じですが、客層はしっかりと黒帯です。

 

ビールはキリン、甲類焼酎はキンミヤ、ホッピーがあって男梅サワーなどの新旧酎ハイが揃い踏み。

 

串が基本ですが、刺身系を求めて通う常連さんも多い。一本140円(すべて税別)からで本数縛りはなし。煮込みに牛モツ、なんこつ、すじ、骨と4種類も用意されているのは珍しい。

 

瓶ビールの一番搾りをもらって、トトトとビアタンへ。では乾杯!

自信ありと書かれた項目のマカロニサラダは、アルデンテ的かためマカロニにねっとりマヨネーズ、卵とハムときゅうりの食感と、なにより黒胡椒で上手くまとめられているのが特長です。

 

もつ煮から豆腐だけをチョイス。クタクタに煮込まれた豆腐煮は見た目は甘そうですが、かなりあっさりとしています。もつの脂が程よく浸透していて、ヘルシーながらお酒との相性は完璧。

 

焼ものでは、イチオシはこのシロです。ふわとろ系やもちもち系など、一概にシロといっても店により様々な違いがありますが、ここは「カリカリ」系です。脂をごっそりと洗い落し、それをカリカリになるまで焼き上げタレに潜らせています。

 

定番のカシラやチレ、タンなども串打ちが丁寧です。蒲田でもつ焼きといえば、これまで別の店でお気に入りがありましたが、選択肢が増えてしまい困ったものです。

 

つくねはお団子型。もっちり肉団子といった食感ですが、中心部分は意外とふっくら仕上がっていて肉汁を多く含んでいます。

キンミヤベースのホッピーや瓶入りジンジャエールで割る酎ハイなど、ビールのあとは甲類系をあわせるのがベストです。

たまには蒲田でいつもと違った店を覗いてみては。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

もつ焼き いとや
03-6885-4970
東京都大田区西蒲田7-29-3 1F
16:00~23:00(土日祝は13:30~売り切れまで・月1不定休)
予算2,200円



“蒲田「いとや」 新宿の人気店の味、南の酒都へリアレンジ” への1件のコメント

  1. おのっち♪ より:

    おー、このエリアですか!!
    楽しみが増えましたね、確かに。。

    会社帰りに京急方面へ行く事も多いので
    有り難い情報です♪

    プロ、ありがとうございました(^_^ゞ

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