梅田「わすれな草」 食いしん坊のための立ち飲みは魅力いっぱい


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今日は大阪梯子酒。ここ肥後橋界隈は大阪でも有数のビジネス街です。近隣には中之島フェスティバルタワーやサントリーHDの本社といったオフィスが多いですが、ANAクラウンプラザホテルをはじめとしたシティホテルもそれなりにあるため、ランチニーズの飲食店だけでなく夜業態も路地を点在しています。

そんな肥後橋でどこで飲めばいいかと聞かれたら、まずはここから行くべきというお店「わすれな草」をおすすめします。2000年創業で、洋食で修行したオーナーが開いた立ち飲みです。洋食出身ということで、当初のコンセプトはランチはカレーで、夜は洋食を中心とした創作料理のお店としてスタートしました。

7坪という物件の制約から開店当時から立ち飲みでしたが、そんなこともあってか洋食メニューはだんだんと大阪立ち飲みの料理へと改良が進み、いまは和風メニューが中心です。お昼はカレー、夜は立ち飲みと二毛作なのですが、とにかく人気店で、7坪しかないのに一晩で100人ものお客さんが利用する日もあるそうです。7回転くらいしないとそんな人数にならないので、その人気度合いはこの数字からでも想像がつくかと思います。

 

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わすれな草で修行した人たちが独立し、現在は10店舗以上「わすれな草グループ」とも言える展開をしていますが、やはり本店たる肥後橋店のパワーは変わらずすごい。

なんでそんなに人気なのか、それはこのメニューを見ていただきたい。食べたいものが3種、5種というのではなく、10種、20種と気になるおつまみがずらりと並んでいます活車エビが看板料理ですが、お造りのの種類も豊富だし、ホルモン煮込みなんてものもある、寿司があってローストビーフが控えめに主張し、左下には生しらすだってありふれた小鉢のような顔して並んでいます。

しかも価格は300円から400円が中心です。もう気になって仕方がないでしょう。

 

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ビールも日本酒も焼酎も、ドリンクはすべて380円均一です。目上の人と飲みに来ても、値段が同じだと好きなものが飲めるでしょう?という考えから均一となったそうです。アサヒスーパードライも竹鶴プレミアムハイボールも同じ値段です。

では乾杯!

 

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名物の活車エビは踊り食いと塩焼きの二種類が用意されています。ほとんどの人が注文する看板商品で、活きたままの車エビを楽しめるのです。一尾180円と驚きの価格。おどりというのは活きたままを醤油につけて食べるもので、歯ごたえがぷりっぷりしていてインパクトが強い。甘さとコリコリとした独特な食感が楽しめます。塩焼きは、同じく活きたエビを焼台に乗せて塩焼きでささっと仕上げていくというもの。

 

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エビ好きにはたまらない。創業当時からの人気メニューでずっと値段は変わらない。カリッと殻ごと食べて、塩気と海の旨味が口いっぱいに広がったところに、すかさずお酒を合わせていく。最初にこれを味わったときの感動はわすれられません。

 

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わすれな草はおでんも美味しい。薄い琥珀色であっさりと、出汁の味を楽しむ関西風です。ひとつ100円で三種盛りにすると280円とちょっと得します。自分で選べるので、つくね、しらたき、まぐろとチョイス。まぐろのおでんはめずらしいですが、こちらでは人気の種です。

 

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ドリンクが380円均一にもかかわらず、人気なのがこのレモンハイ。がつっとくる強い炭酸と、輪切りのレモンの果実味たっぷりの酸味が心地いい。おでんだから日本酒でしょうという固定概念にとらわれず、お隣さんと雑談しながら好きな様に飲んで食べてを楽しんで、美味しかったな、いい気分になったのと思えるのが一番ではないでしょうか。

おとなりのグループは、仕事でちょっとイイことがあった日には、課員数人でわすれな草にいくのが決まりなのだとか。右の年配の男性は、毎週水曜日はわすれな草の日なのだそう。常連の皆さんは、それぞれの楽しみ方を心得ているようです。

現在のスタッフは創業者のお弟子さんで、そんな今のお店を預かるスタッフのお二人が開発した、ひね鶏のあぶりや、和食で修行つんだ井戸本さんが生み出したお寿司も人気です。まだまだ肥後橋の名物立ち飲みの進化はとまらない。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

わすれな草
06-6445-7557
大阪府大阪市西区江戸堀1-14-1 平和相互肥後橋ビル 1F
16:00~24:00(土日祝定休・ランチ営業あり)
予算1,800円



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