浦和『わかさや 渡辺酒店』駅徒歩圏の角打ちで味わう、埼玉のお酒とブラウマイスター

浦和『わかさや 渡辺酒店』駅徒歩圏の角打ちで味わう、埼玉のお酒とブラウマイスター

埼玉県は意外なほど角打ちは貴重な存在。県庁所在地・浦和駅周辺でも角打ちは『わかさや 渡辺酒店』一軒だけです。17時の開店にあわせて近隣のお酒好きが集まり、常連さんたちですぐに賑やかになります。

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明るくて清潔で、知識ある接客が魅力

ということで、今回は浦和駅から徒歩8分ほどの場所にある『わかさや 渡辺酒店』をご紹介します。浦和の飲み屋街は県庁や伊勢丹がある駅の西側ですが、同店は東口の住宅街、日の出通り沿いにあるお酒屋さんです。

そのため、お客さんは地元の方がほとんどで、常連さん率は高め。ですが、お店の皆さんはとってもアットホームなので、お酒が好きならば角打ち未経験の方でも安心して利用できるお店だと思います。

店内は売り場の一部にテーブルを並べたつくりで、17時の角打ち営業開始までは普通のお酒屋さんとして営業しています。もちろん、夜も小売のお酒を購入することは可能です。

若い世代が運営する一般的な角打ちという印象です。特筆する点としては椅子が完備されていることでしょう。

お酒の品揃えはこだわりを感じる季節銘柄、限定品が中心で、それでいて値段もお手頃です。

お酒のスペック、味など、丁寧な解説つきで販売されています。最近は華やかなレッテルも増えましたし、お酒選びがますます楽しくなりました。自分にあったお酒を見つけたい。最後は味わってみるしかありませんが、そういうときのための角打ちです。

品書き

  • 樽生 キリンブラウマイスター:330円~
  • 瓶ビール中瓶 アサヒスーパードライ・キリン一番搾り・サッポロラガー:各550円
  • 浦和の涙ビール:750円
  • 日本酒:300円~
  • 埼玉飲み比べセット:850円
  • 甘・辛・コク飲み比べセット:850円
  • クセもの熟成飲み比べ:850円
  • 米の味わい飲み比べ:850円

料理

  • 秋味&ブリのアラ大根煮:450円
  • もつ煮:420円
  • ホヤ浅漬のきゅうりワカメぽん酢:350円
  • おつまみセット:390円
  • カキフライ:420円
  • メンチカツ:280円
  • ささみの春巻き:320円
  • タコわさ:230円
  • いぶりがっこクリームチーズのせ:390円

角打ちは酒のプロの店だと改めて感じられる場所

キリンブラウマイスター(450円)

日本酒が気になるところですが、まずはビールから。『わかさや 渡辺酒店』のビールはちょっと特別なんです。液種がキリンブラウマイスターという時点で「おおっ」となりませんか。樽のまま冷やした状態で保管し、樽ごとビールの適温まで冷やすことができるサーバーから温度変化なくグラスへと注ぎます。

荒い泡を落としてきめ細かな泡がふたをするように注ぎ入れて完成。完璧です。それでは乾杯

クリームチーズ酒盗和え・吟醸粕漬セット(550円)

角打ちながら、調理スペースを併設しておりおつまみはフライまで用意されています。

今回は日本酒を進ませる和洋折衷のアイデアおつまみ、クリームチーズ酒盗和えと吟醸粕漬を。チーズと日本酒は不思議と相性がよいのですが、これに吟醸粕や酒盗をのせるとびっくりするほどお酒を進ませます。

秩父錦特別純米酒(550円)

おつまみの準備ができましたし、さあ、日本酒を。埼玉のお酒飲み比べや、味覚別の飲み比べなど、コンセプトをもったテイスティングが魅力的です。

と言いつつも、個人的に好きな酒づくり地域・秩父のお酒がありましたので、今回は秩父錦の特別純米をいただきます。芳醇でフルーティー、これはずっとちびちび飲んでいたい味です。

ごちそうさま

お酒の取り扱い・販売のプロが直接教えてくれることが角打ち最大の魅力です。お酒がお好きでしたら、角打ちが初めての方もきっと楽しめると思います。土曜日は14時から営業しているのも嬉しいポイントです。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名渡辺酒店 / 角打ち わかさや
住所埼玉県さいたま市浦和区前地3-4-1
営業時間角打ち営業時間
[月~金]17:30~21:00
[土] 14:00~20:00
定休日
日曜日・祝日
創業角打ちスタートは2015年