渋谷「福ちゃん(2号店)」ここだけ港町!鮮度抜群の刺身を満喫(独自ルール紹介)

渋谷「福ちゃん(2号店)」ここだけ港町!鮮度抜群の刺身を満喫(独自ルール紹介)

2021年8月20日

渋谷の「立ち飲み 魚がし福ちゃん」は非常に個性的な立ち飲みです。料理の注文は一度限りなどルールがありますが、驚くほどボリューム満点で低価格を都心部で実現しているのはスゴイこと。インパクト絶大の福ちゃんをご紹介します。

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福ちゃんは2号店だけ

井の頭線の渋谷駅すぐ、道玄坂にすごい立ち飲みがあります。大皿いっぱいに盛られた刺身や焼き魚はどれも良心価格。魚好きにとってここは楽園のような場所です。独自のルールがあるため初めての方は敷居が高く感じるかもしれませんが、ぜひ本記事をご参考いただれば幸いです。

魅力その1,「渋谷で一番魚種豊富!?な品書き」

多くても十数人しか入れないコンパクトなお店なのですが、それを感じさせない膨大な魚介類の数々が揃っています。厨房も広いとはいえないのに、どこにこれだけのお魚が詰まっているのかと不思議に思うほど。

取材時は、大分の活ヒラメ(880円)、愛媛の真鯛(780円)、房州の地ダコ(600円)、焼津の生しらす(550円)、北海道のあおやぎ(800円)、鳥羽の生がき(2コ660円)、志津川のホタテ(660円)など、まるで鮮魚卸の店先をみているような顔ぶれです。

ホワイトボートとは別に手渡される紙の品書きがあります。内容は同じようでいくつか異なっているので両方チェックです。

魅力その2.「お通し(300円)から攻めている」

立ち飲みでお通しがあることをネガティブに感じる方もいらっしゃると思います。ですが、福ちゃんのお通しは、それもひとつの名物になっています。黒バイ貝煮ホタテの酢の物など、お通しも当然魚介。この日はなんと「ふぐのかまぼこ」が1本まるごと出てきました。

これでお通し300円なのだから、やっぱりスゴイ。

魅力その3,「豪快盛り付け、漁港のイベントに来た気分」

キリンラガー(大びん660円)とカツオたたき(880円)

なにはともあれ、乾杯です。樽生(600円)はサントリー ザ・モルツ、瓶はキリンラガーの大瓶です。

ひとりではあっという間に満腹になりそうな、豪快な盛り付け。これぞ福ちゃん人気の理由です。分厚い、山盛りは当たり前、魚にいままでハズレなし。ねっとりと美味しいアタリのかつおに大興奮。

生しらす(550円)とホッキ貝(880円)

焼津の生しらすは、ぷりっぷり。たっぷりの生姜でちゅるっと一口。苫小牧の手掘りというホッキ貝も大きくてなかなか。ともに鮮度が良いのは言うまでもありません。

お酒2合(660円)

お酒は2合徳利の定番酒のお燗か、または菊水ふなくち一番しぼり(660円)の2種類。豪快な魚料理をもりもりと食べれば、自然とお酒が飲みたくなるものです。

魅力その4,焼き物は豪快すぎて思わず笑ってしまう

「福ちゃん」の料理の大半は刺身など切って盛った料理です。その中で貴重な焼き物ですが、内容は決まっておらずお店のおまかせになります。これが期待を上回るボリュームで、笑ってしまいます。

真鯛のカブトにカンパチのカマでしょうか。尾頭付きで仕入れた魚介類のアラの部分がでてきます。脂がのった真鯛、可食部も多く今宵もすっかり満腹です。

ホウボウ刺し

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焼き魚、あるときはブリのカブトのときも

最後にルールをご紹介

・グループでの利用は3名まで

・滞在時間は1時間以内

・料理の注文は最初の一回だけ(飲み物は追加できます)

・お手洗いは昨今の状況下で貸し出し停止中

膨大な魚介類があるなかで注文は1回だけとなると、ついつい多めに頼んでしまいがちですが、ここまでの写真の通りボリュームがあるため、頼みすぎると食べきれません。直感で選んで、一人2品くらいがちょうど良いかと思います。

上手に利用し2,000円台で大満足なひとときを。

ごちそうさま。

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名立ち飲み魚がし 福ちゃん2号店
住所東京都渋谷区道玄坂1-11-8
営業時間16:00~売り切れ次第終了(土日祝定休)