武蔵小山「くろちゃん」1981年創業、家族経営の地元の愛され居酒屋

武蔵小山「くろちゃん」1981年創業、家族経営の地元の愛され居酒屋

2021年8月7日

刺身も焼き鳥もある、程よくリーズナブルであったかい雰囲気の店「酒蔵くろちゃん」。個性派揃いの武蔵小山でほっとできる王道の居酒屋です。

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家族付き合いの常連さんの多さが人気の証

目黒駅から東急目黒線で2駅。武蔵小山は飲み屋街というイメージはあまりありませんが、実は知る人ぞ知る酒場タウン。ターミナル駅周辺とはまた違った、生活密着型の酒場が連なり、その雰囲気を求め遠方から電車て飲みに来る人も多いです。

名店豊富なこの街に、アットホームな雰囲気で人気を集める居酒屋があります。「酒蔵くろちゃん」は、今年で創業40年。親子で腕をふるいます。

武蔵小山駅から歩いて3分ほど。かつては線路端の通りだった商店街に灯る赤ちょうちんが目印です。

小さくまとまった間口の先は、やはりきゅっと居酒屋の要素を凝縮したつくり。建て替えがおこなわれ、店は比較的新しいのですが、レトロな酒場のあったかい雰囲気はそのままです。階段をあがると二階は宴会もできる座敷になっています。

16時半とやや早い口開けながら、早いうちから家族連れやご近所付き合いの飲み友達風の人たちで席が埋まっていきます。

店員さんや常連さんたちのローカルトークをBGMに、まずは樽生ビールでスタート。樽生の銘柄はアサヒスーパードライ(中550円)です。それでは乾杯!

品書き

飲み物

ビールは樽生でアサヒスーパードライ、瓶ではキリンラガー(RL中600円)も冷えています。酎ハイ類は400円から。珍しいのは「下町ハイボール」(400円)の存在。あとで頼んでみましょう。

日本酒は別途、壁に短冊で掲げられており、加賀鳶や酔鯨など全国各地の銘柄が並びます。

黒板メニュー

「本日の日替わり」枠の品数が多いと、常連さんが楽しめるように工夫されているなーと嬉しくなるものです。活〆ひらまさ(650円)、かつお刺し(650円)、生まぐろ赤身(650円)、活つぶ貝(650円)、明太玉子焼(450円)など。

いろいろ食べたくなる楽しい品書き

達筆の短冊は、それだけで1品多く頼みたく鳴ります。うーん、悩みます。

料理メニュー

串、焼きもの、揚げもの、炒めものまで揃うスタンダードな居酒屋タイプの品揃えです。

個人店でこれだけ品数を揃えるのは大変です。それぞれ手間暇かけた丁寧な料理ばかりと評判。

チーズオムレツ(500円)やペペロンチーノ焼きそば(600円)などのボリューム系が人気と聞きます。

あれもこれも食べてみたい

ヒラマサ刺し(650円)

盛り付けも包丁の入り方も美しいきれいなお刺身です。ほどよい鮮度で適度な脂の旨味があります。

下町ハイボール(400円)

墨東エリアに多い、あの焼酎ハイボールそのものです。氷入りですが、度数も比較的高いようで、飲み心地はほどよくドライ。

チーズ揚げ(450円)

大きな揚餃子風のチーズ揚げ。餃子の皮で包んだたっぷりのとろとろチーズが広がります。軽く粗い塩が振りかけられているので、ソースなどは不要です。

生レモンサワー(450円)と焼鳥(100円/本)

濃厚な甘いタレがレモンサワーと相性抜群。

焼鳥メインではないものの炭火の焼台が用意それており、日を加減を炭で調整しながら丁寧に串を焼き上げてくれました。

キリンラガー中瓶(600円)

最後に瓶ビールを一本もらって、大満足。

雰囲気のいい落ち着いたお店です。二階で少人数の宴会もできますから、落ち着いた頃にぜひ!

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名酒蔵 くろちゃん
住所東京都品川区小山4-3-12
営業時間営業時間
[火~土]
16:30~23:00(L.O)
[日]
16:30~22:00(L.O)
日曜営業
定休日
月曜日
開業年1981年