御徒町『もつ焼でん アメ横店』7店舗目は上野!名物は赤味噌のもつ焼。

御徒町『もつ焼でん アメ横店』7店舗目は上野!名物は赤味噌のもつ焼。

2021年3月8日

水道橋で創業したもつ焼きの酒場「でん」の7店舗目となる新店舗が、御徒町・上野アメ横の高架下に誕生しました。立ち飲みスタイルをメインに、毎日午後2時から元気に営業中です。

2012年に水道橋で創業した「もつ焼でん」。もつ焼きは一般的な焼鳥風のタレではなく、胡椒を効かせた味付けに、オリジナルの赤味噌を添える独特な味付けが特長です。

1店舗目が水道橋、その後、中目黒、西小山、蒲田、戸越銀座と出店。さらに水道橋では、タコとイカに特化した炙り焼き(浜焼き)スタイルの鮮魚酒場「たこといかのでん」も登場。いま注目のもつ焼チェーンです。

2021年3月には、アメ横のJR上野東京ラインの高架下に7店舗目をオープン。開店直後から大勢のお客さんが静かに集いました。

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1階は初の立ち飲み

1階は焼台を囲むコの字型のカウンターを配置した立ち飲み方式。2階は従来どおりの着席型です。しばらくは1階の立ち飲みスペースのみで営業を行うとのこと。

入ってすぐが焼台。奥が板場とドリンクスペースです。樽生ビールや酎ハイには、ニットクのマルチサーバーが使用されており、酎ハイのガス圧は比較的高めです。

瓶ビールは水道橋店同様に、赤星ことサッポロラガー(650円・以下税込価格)を置いています。今どき珍しい、名前入りのビヤタンが出てくるのが嬉しいです。

トクトクと注いで、それでは乾杯。

品書き

樽生ビールはサッポロ黒ラベル(450円)。でんといえば、個性的な酎ハイ類を揃えていることが特長で、おなじみのホッピーレモンサワーだけでなく、オロナミンCハイ葡萄茶ハイなど、不思議な顔ぶれが並んでいます。

日替わりメニューはホワイトボードをチェック。取材時は、冷菜がさがり葱ポン酢(300円)、センマイ刺(400円)、豚ハツ刺(420円)、牛ハラミ刺(680円)など。

こちらは定番メニューです。串は1本150円から。ればはつたんかしらはらみなんこつなど。大鍋で煮込まれている牛もつ煮込みはスピードメニュー。

お通しがないお店なので、串が焼けるまでの間にすぐでるおつまみを1品用意しておきたいところ。潰したゆで卵を入れて胡椒を効かせたマカロニサラダ(300円)や、酢豆腐(280円)は他店でも人気のメニューです。

串や酎ハイ類は立ち飲みとしてはひとまわり割高に感じるかもしれませんが、表記はすべて税込み価格。予算はだいたい二千円前後を考えておくとよいかと思います。

豚なんこつ煮と酢豆腐

豚なんこつの煮込み(380円)

牛すじ煮込みと並んで品書き入りしている、水道橋店からの人気の煮込みメニュー。

圧力釜でクタクタになるまで煮込んだ豚ナンコツは、あっさとりした塩味。柚子胡椒でより爽やかな後味になります

酢豆腐(280円)

他店であまり見かけない一品。創業者の考案した料理です。ふりかけのゆかり、塩などで味付けされたもので、梅酢で木綿豆腐の表面を桃色に染めています。硬めの豆腐で酸っぱめ、筆者のイチオシのおつまみ。

センマイ刺(420円)

提供前に揉み込むように味を整えて提供されるセンマイ刺し。大衆酒場では珍しいおつまみです。

レモンサワーはシャリキン®スタイル

レモンサワー(380円)

シャリキンをベースにするのがでんのやり方。シャリキンとは、冷凍庫でシャーベット状に凍らせた甲類焼酎のキンミヤ焼酎のこと。なお”シャリキン”は宮崎本店の登録商標です。

強い炭酸水をそっと注ぎ入れて完成です。ソルティードッグのように、縁に塩をつけたカクテルのスノースタイルが特長的です。

串打ちが丁寧、それが「でん」の魅力

串(150円)

でんの串はキレイに短冊状に揃えられていて、一口目がわずかに大きくなるように丁寧に仕込みがされています。ぎゅっと詰まった身は、口の中で串から外れた瞬間に肉汁が溢れてくるような感覚があります。

たっぷりの赤味噌が添えられてきます。白味噌とすりおろした紅生姜を混ぜたもの。

新宿・思い出横丁の人気もつ焼店ではじまったこの味噌は、強い脂でときには濃厚すぎると感じる豚モツを、驚くほどすっきりとまとめ上げてくれる魔法の調味料です。

肉汁、黒胡椒、赤味噌が混ざって、ガツンとくる味を楽しみます。そして余韻に、ビールやサワーをすっと一口。

個性的な甲類焼酎の飲み方

下町ハイボール(400円)

シャリキンにエキス(天羽飲料)を入れたもの。そこにアサヒのウヰルキンソンジンジャエールを注ぎ込んでつくる、甘めの酎ハイです。宝酒造がPRしている色付きの焼酎ハイボールよりはやや甘め。コーラともジンジャエールサワーとも違う、独特な風味を味わいます。

生割り(380円)

甲類焼酎にぽちょんとエキスを垂らす飲み方は、梅割りやぶどう割りとして老舗を中心に飲まれていますが、生割りは初めて。作り方は似ており、キンミヤ焼酎に、生搾りの生姜エキスを注いだもの。アルコール度数は20度前後はありそうです。

風邪をひきそうなときに飲む、ホット生姜ドリンクのようなイメージ。生姜とアルコールで体がポカポカしてきます。

営業時間は14時から。早い時間からお客さんが集まります。

以前はもつ焼き店はそれほど多くなかった上野・御徒町界隈ですが、いまやすっかり激戦区の様相を呈してきました。状況が落ち着き、安心して飲み比べができる日を楽しみにしたいですね。

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名もつ焼でん アメ横店
住所東京都台東区上野6-4-14JR高架下
営業時間営業時間
[月~金]
15:00~22:00
[土・日・祝]
14:00~21:00
日曜営業
定休日
無休
開業年2021年