浦和駅から徒歩2分、炭火焼きのお店「まるちゃん」。駅前通から一本入ったところにあり、入り口には営業中ではなく「合戦中」という札が立てかけられています。若いご主人が明るく爽やかにきりもりしているお店です。そんな雰囲気も良さもあって夜な夜な地元の人で賑わいます。一串入魂の看板の通り、もつ焼・焼鳥のお店です。
下町で愛される色付きの焼酎ハイボールや梅割りがあったり、バイスやいろんな種類のサワーがあるなど飲み物の個性も魅力です。
浦和はたくさん飲み屋がありますが、座ってゆっくりもつ焼を食べたいときにここはおすすめです。
奥行きのあるカウンターで一人あたりのスペースが広く、狭いイメージのあるもつ焼店とはちょっと違いくつろげます。このほか、テーブルと小上がりもありグループで利用するお客さんも多いです。
梅割りに焼酎ハイボール、いつもの下町酒場の面々が揃います。浦和でこれだけ揃うのは珍しい。バイスにクエン酸はわかるけどワサビサワーなど飲んだことのないサワーもありますね。
お店の瓶ビールはサッポロの赤星なのですが、ここは生ビールの提供クオリティがとても良いお店なので一杯目は生ビールで。ジョッキでぐいぐいのんで喉を潤したい!それでは乾杯です。
さてもつ焼を。種類が豊富で豚・鶏・牛と一通り揃います。串類は1本130円からで本数縛りはありません。つくねピーマンやトロかしら、上しろなどだてみたいもの色々。これに追加して日替わりがホワイトボードにおもしろそうなものが並んでいます。
そんな日替わりから選んだ鶏さしをつかった握り寿司。スジっぽくみえますが口に含むとほんわかととろけていく感じです。
生ビールはあっという間に飲み干してしまい、次はゆっくりいこうと瓶ビール。赤星の貫禄がカウンターによく合います。左手でとととっと注いで右手でビヤタンをもって口に持っていく。いい気分。
すじ煮込みはとろとろになっていて箸で持ち上げれば簡単にほぐれていきます。色の透き通った醤油味であっさりと美味しい。
つくねをタレで。カレー粉がついてくるのが面白い。ビールとの相性は言うまでもなくばっちり。
鶏たたきをおつまみに飲み進めましょう。わさびをのせてちょっとだけお醤油をつけて食べればいい気分。これは本格焼酎とあわせたいですね!
鶏手羽はタレを重ねてつけた照焼き風。結構これだけでも食べごたえしっかりです。かしらタレやタン塩などの串も丁寧な仕事がされていてどれを食べてもしっかり美味しい。
ビールから酎ハイ類に。まずはオススメ、トマトサワー。炭酸の入った酎ハイに生のトマトを入れたもので、フレッシュな酸味がもつ焼の重さをきれいにリフレッシュしてくれます。生のトマトがまるまる入っていますので冷やしトマトのおつまみ感覚になるかも。
同じように生の食材をそのまま潰したキウイサワー。トマトと同じく炭酸が入っているのでシュワシュワとした飲み心地で、キウイのぶつぶ感とよくあいます。
キンミヤの梅割りはロックででてきました。下町の酒場に慣れていると氷はないほうがいいかも?梅エキスは天羽飲料ではない酸味のあるものです。
地元の人で賑わう店内。のんびり飲めて普段使いの価格で楽しめるいいお店。いろいろな酎ハイを飲みながらもつ焼ややきとりを楽しむのにいかがでしょう。若い人から年配の飲兵衛さんまで客層は幅広いです。
混雑し始める時間はやや遅いのですがピーク時は入れなくなることもあるので飲みに行く時はお早めがよろしいかと思います。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
まるちゃん
048-822-4682
埼玉県さいたま市浦和区高砂1-8-11
17:30~24:00(不定休・原則日曜日休み)
予算2,200円