神楽坂は老舗の渋い酒場一軒のほかは、飲み屋街といっても料理屋や割烹、オシャレなバルが多く、なかなかフラリと立ち寄れるお店は少ないです。
そんなこの街で気軽に利用できる貴重な大衆焼鳥といえばここ「鳥しづ」。神楽坂でラフな感じで一寸一杯どこかで飲みたいな、そんなときにオススメしたい一軒です。
石畳が美しい路地の風情を楽しみながら歩いていると漂ってくる香ばしい焼鳥の香り。はぁーっと吸い寄せられると見えてくる間口の小さな飲み屋の入り口。さぁ覗いてみましょう。
お店は焼き台を囲むカウンター7席のコンパクトなつくり…とみえて、実は裏にテーブル席の広間もありグループ利用も可能なお店です。
焼き場担当は笑顔と優しい話し方が素敵な女将さん。接客をにこにことされながらも、手元は火の通りをしっかり見極めて丁寧に焼いていきます。
小鉢でポテトサラダや冷奴などがありますが、ここのおつまみは焼鳥の比重がかなり高めの。単品でちょこちょこと摘むもよし、私はいつも定番のコースでおまかせしています。
お酒のオススメは東京の「金婚」。神田に本社のある歴史ある酒造さんで、製造は東久留米でおこなっている正しく地酒です。
日本酒が目当てではあるのですが、やはり一杯目はビールですよね!
ということで、まずは樽詰めのサッポロ生ビールで乾杯です。あ、ジョッキのデザインが新しい♪
お通し(210円)は味付けたまご。甘ダレと味付けたまごの旨味でビールが進みます。
焼鳥はコースでしたら食べるペースに合わせて頃合いを見て焼いてくれます。
3000円のコースでもしっかり満足するボリュームなので、鶏好きならばぜひともコースを試してみて欲しいです。
豚や牛もつのない純粋な焼き鳥店。専門店ならではの珍しい部位が次から次に出てきます。
そんな焼鳥をパクパクと摘みながら、ビールから日本酒へ。お燗もありますが、これからの時期は常温で飲むのが美味しいてます。ほんのりたつお米の甘さが焼鳥の塩味と絶妙にマッチします。
いつも飲んでばかりで鶏の部位について不勉強でしたが、ここに来れば詳しくなりそうです。女将さんが丁寧に説明してくれるので、テーブル席もありますがやはりカウンターが楽しいです。
最後に鶏のスープがでてきますが、これがまた美味しいんです。
それに合わせて、チェイサー感覚で瓶ビールを飲んで口の中すっきりに。
口開けでしたら予約せずに入れることが多いです。何かのついでにふらっと立ち寄られてみてはいかがでしょう。
こういう雰囲気が好きな方は多いはず♪
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
鳥しづ
03-5228-0778
東京都新宿区神楽坂4-4
17:00~22:30(日祝定休、毎月7日・20日定休)
予算4,000円