大井町はいいねー、 とくに東小路からゼームス坂通りにかけてがたまらなく魅力的です。実は、学生時代は東急大井町線で通学していたので、この街は非常に思い入れがあります。
東小路というのはJR大井町駅の東口改札から京急線の青物横丁駅方向に広がる比較的大きな闇市跡のこと。道幅1mほどの路地にびっしりと飲食店が並ぶ景色は路地裏酒場好きならば心躍ること間違いなし。
そこには1貫50円の立ち食い寿司やら昔ながらの中華そば屋などが軒を連ね、梯子酒をするのにはなにも困らない場所。お客さんは場所がら鉄道関係者(駅を挟んだ反対側に東京で最大のJRの車両所があります。)が多いようですが、知名度もあるため遠方からの酒場観光者も多いようです。私は先ほども書きました通り大井町はお庭なので、”ジモティー”風を吹かせています(笑)
さて、そんな大井町で立ち食い中華といえば口をそろえて「臚雷亭」と言われます。200円台がほとんどの中華料理はしっかりオーダーを受けてから作るので出来立てほやほや、ちゃんと美味しいんです。
安いのは料理だけではありません。なんと酎ハイ類が200円なのです。え!と思うじやないですか、本当です。さらに、安いだけではなくて焼酎が濃い!思わずフワーって言いそうになるこの濃さが素敵なんです。もちろん薄くもしてもらえます。
生中は300円、大生で480円とビール類も安い!と書きましたが、実はこのお店はビールではなくキリンののどごし生です。そう、ビールを置いていない飲み屋なのです。割り切るのもここまですると清々しいでしょう。
ではここでは定番の緑茶ハイ(200円)で乾杯。
フワー、濃いー。
で、おつまみはまずは麻婆豆腐を。しっかりこんなに盛られて230円(公開当初は250円と書いていましたが、ご指摘があり確認後230円に修正いたしました。お詫びいたします。)。スーパーのお惣菜もびっくり。いくらお豆腐が安い食材だからといっても、自宅だってこれくらいコストかかりますよ。香辛料の使い方は本格派。辛いだけではないここの麻婆豆腐はぜひとも試して欲しいです。
辛いので緑茶ハイをおかわり。グラスが統一されていないのもご愛嬌。フワー、濃いー(笑)
そして、ここで絶対食べて欲しいのが餃子。手作り大ぶり肉汁たっぷり!5個でいくらだと思います?250円ですってよ奥様!
こんなお店で夜な夜な楽しんでいるお父さんたち、ずるいと思いません?あ、私も昔から愛用させていただいています。人気餃子店のそれと比較しても申し分ないレベルの餃子が250円。一人で立ち寄ってチョイ飲みわするのなら餃子1皿に酎ハイ2杯飲んで650円。優秀すぎるじゃないですか。
ほかにも焼売やエビマヨなどおすすめメニューはいろいろあるのですが、取材時には5軒目でしてもう満腹~。ボリュームがしっかりあるので、一人飲みで安くあげるか、数人できてあれこれシェアして食べるのがいいでしょう。
お店はさほど大きくないので、ギチギチに詰め合わせになるかもしれませんが、それもまた立ち飲みの良い所。お隣さんとの会話も楽しいものです。
お店のお二人はとても愛想のいい方なので突撃飛び込みも大丈夫。そう、ここには下戸で有名な井之頭五郎さん(孤独のグルメ・テレビ東京)が飛び込みで入ったくらいなのですから。でも、下戸よりは飲兵衛のほうが楽しめると思いますよ。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
臚雷亭
03-5461-8996
東京都品川区東大井5-4-15
17:00~23:00
予算1,200円