大宮『いづみや本店』街を代表する名酒場で夕日を浴びる

大宮『いづみや本店』街を代表する名酒場で夕日を浴びる

2015年3月16日
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大宮駅は駅ナカの大規模開発ですっかり昔の雰囲気から変わってしまいました。一応私もお買い物が好きなので、駅改札内で小物やお惣菜が買えるのは嬉しいのですが…

やっぱり大宮の魅力といえば、ここでしょう!東口ロータリーで駅に面して建つ老舗酒場「いづみや」。昭和の面影が残る街を代表する銘店です。

看板には「大衆酒亭・食堂」の文字。まさにその通りで、営業は午前10時からという昼食利用ができるお店ですが、通しで営業していることもあって明るい時間から飲みたい人たちにとっても憩いの場となっています。

今回は本店に訪問しましたが、隣のビルに2号店がありまして、どちらに入るかはその日の気分です。メニューはほとんど同じで、店員さんの雰囲気の違いを楽しむ感じで。

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本店は天井が高く、それを活かした壁いっぱいの品書きが魅力。どうですか、このずらりと書かれた短冊。見ているだけでビール飲めそうでしょう?

300円台がほとんどで、食堂と謳っているだけあって定食メニューからラーメンまで揃います。名物はもつ煮込みですが、ここの煮込みは食べ過ぎているので、今日はちょっと違ったものを楽しみたいな。

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まずは瓶ビール。いづみやの愛され銘柄、昭和20年代の創業から変わらずそこにあり続ける銘柄サッポロラガーで乾杯です。

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採光窓が高い場所にあって、夕方になるとそこから夕日が店内に差し込みます。この暖かな夕日を浴びながら飲むビールがとにかく幸せなんです。

マグロブツ(360円)をおつまみにして飲み進めていくビール。はぁ、ほっこり。

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煮込み系が豊富で、いづみや名代と書かれたもつ煮込み(170円)は最初に来たら絶対頼みたい一品です。ほかに牛すじ煮込みや肉豆腐もあります。戦後の混乱期からの復活していく過程で誕生した酒場は煮込みが美味しい!

うにくらげは、ちびちび飲みたいときのベストパートナーです。

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イカフライ(360円)には、当然のウスターソース。酒場にはウスターソースが似合います。揚げたサクサクを台無しにするなんて言わないで、ソースひたひたが美味しいんだから(笑)

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瓶ビールのあとは生ビールにいくか、それとも酎ハイ(350円)にするか…今日の選択は名物の酎ハイで。焼酎甲類に独特な風味をもつエキス(天羽ではない)を垂らして炭酸で割ったもの。下町でボールの愛称で親しまれている色付き酎ハイですが、いづみやにもそれが残っています。あまさ控えめで飲み飽きない味。いづみやに来たら飲んで欲しい一杯です。

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定食のサイドメニューを単品で頼めます。豚汁をつまみで飲むのが好きでして、熱々で味噌の優しい旨味を肴に酎ハイが案外いけるんです。

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長テーブルで詰め合わせ、相席当然のこの空間。行き来するお姉さんも常連のお客さんもいい感じに年季が入っています。人生の先輩方が楽しんできたこの空間で飲めているということが何より嬉しいです。

豊富なおつまみ、美味しい酒類、お財布にやさしい価格は魅力ですが、いづみやはなんといっても空間を味わい、空間に癒してもらう酒場なのだと思います。そこに集うお客さんこそが最大の魅力です。

電車賃かけても大宮に飲みに行く価値ありです。未訪問の方はぜひ!

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名いづみや 本店
住所埼玉県さいたま市大宮区大門町1-29
営業時間営業時間
10:00~22:15
日曜営業
定休日
月2回不定休
開業時期1947年