都心なのに昭和で時が止まってる!馬喰町『佐原屋』の白木カウンターで味わう粋な夜

都心なのに昭和で時が止まってる!馬喰町『佐原屋』の白木カウンターで味わう粋な夜

2026年4月9日

中央区馬喰町の繊維問屋街に路地に、まるで映画のセットのような王道の昭和酒場があります。1965年創業の『佐原屋』。白いリネンがかかる丸椅子に白木の一枚板カウンターが伸びる店内。150年続くサッポロラガーの瓶を傾ければ、気分は昭和映画の主人公。雰囲気だけでなく、値段は手頃で安定した美味しさです。

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問屋街の路地裏で半世紀、ドラマのセットのような昭和の酒場

江戸時代から続く日本有数の繊維問屋街である馬喰町エリア。夜になって人通りが少なくなる路地裏に、『佐原屋』の明かりがぽつんと灯ります。

飴色に輝く木枠のメニュー札や、細かなタイル張りの装飾が目を引きます。

壁には、昔ここでドラマの撮影があった際に使われた架空のビールメーカー「ヤマトビール」のレトロなポスターがそのまま残されており、それも含めてますます映画スタジオのセットっぽい。

清潔感あふれる白木の一枚板カウンターには、白い布カバーが被せられた丸椅子が並んでいる。

目の前のネタケースには新鮮な魚介が並び、板前のご主人と女将さんが中心となってアットホームな接客でもてなしてくれます。こんな空間が、再開発が街全体を飲み込もうとしている東京都中央区に残っているのは実に素晴らしいことです。

立派な一枚板と珍しいタイル張りの装飾

お昼はアジフライや生姜焼きなどの定食を求める近隣のビジネスマンで賑わい、夜になれば近所の常連客や、酒類、繊維などの卸問屋で働く人々が集う場所。おひとり様から団体客まで老若男女幅広く人気で、この日は外国人の酒場ファンが飲みに来ていました。(海外にも日本の酒場マニアがいるんです!)

定番の赤星と一合瓶の日本酒で多彩な酒肴を味わう

サッポロラガービール大瓶:750円

まずはサッポロラガービールの大瓶(750円)を頼みました。可愛らしいリボンシトロンのロゴ入りグラスにトクトクと注ぎ、喉を潤します。

いいね、楽しくなってきた。

なまこ酢:650円

最初の一品は、コリコリとした食感が心地よい「なまこ酢」。もみじおろしとネギの風味が、さっぱりとした酸味を引き立てます。お通しの切り干し大根とともに、ビールがどんどん進む味わい。

レンコンはさみ揚げ:460円

続いて運ばれてきたのは、きつね色にカラッと揚がった「レンコンはさみ揚げ」です。サクサクの衣とレンコンの歯ごたえ、中に挟まれた挽肉の旨味が絶妙なバランスで混ざり合います。付け合わせのししとうのほろ苦さも良いアクセント。

ねぎま串焼:500円

さらに、甘辛いタレがたっぷり絡んだ焼き鳥を追加。香ばしさとジューシーな鶏肉の脂が口いっぱいに広がり、思わず頬が緩みます。

白鶴 大:580円

魚介や肉料理に合わせて、日本酒もいただきます。『佐原屋』では、定番のお燗は白鶴を徳利で、それ以外の地酒はすべて一合瓶で提供される珍しい品揃え。

この細長い1合瓶は「蔵べるシリーズ」という三菱食品のシリーズ

今回は富山の銘酒「幻の瀧 吟醸 生貯蔵」の一合瓶を選びました。フレッシュでスッキリとした飲み口が、濃いめの味付けの肴にぴったり合います。最後は白鶴の熱燗で、冷えた体をじんわりと温めました。

変わらない風景と人情が交差する大衆酒場

都心(中央区と千代田区の区境)にありながら、古き良き昭和の風情を色濃く残す『佐原屋』。丁寧に磨かれた白木のカウンターや、ピシッと整えられた椅子の白いカバーからは、ご家族がお店を長年守り続けてきた愛情が伝わってきます。刺身から焼き鳥、ウィンナーのチーズ焼きまで、豊富なメニューを良心的な価格で提供し続ける姿勢も、地元で愛され続ける理由の一つです。

他の有名店のように猛烈に混んでいることもありません。昔ながらの老舗酒場で静かに飲むのがお好きな方はぜひ。

店名佐原屋
住所東京都千代田区東神田1丁目14−14
営業時間11時30分~13時30分
17時00分~22時00分
土日祝定休
創業1965年