ニューヨーク・スタテン島のクラフトビール『Flagship Brewing』船で飲みに行くプチ探検

ニューヨーク・スタテン島のクラフトビール『Flagship Brewing』船で飲みに行くプチ探検

どうしてもグランド・セントラル駅のオイスターバーに行きたくて、ニューヨークまでやってきました。ですが、せっかく長旅で来たのですから少し探検もしてみたい。そんな気分で向かったのが、マンハッタンからフェリーで渡った先にある、スタテンアイランドの醸造所です。

グランド・セントラル・オイスターバー
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自由の女神を眺めながら、ちょっとした船旅気分

ロウワーマンハッタンのWhitehall Terminal(ホワイトホール・フェリーターミナル)

マンハッタンの南端から出ているオレンジ色のスタテンアイランド・フェリー。なんと無料なんです。感覚的には、宮島フェリーのようなもの。ただし船はかなりの大型船。

スタテンアイランド・フェリー

観光客に混じってデッキに立てば、遠ざかる摩天楼や、すぐ近くを通る自由の女神が見えて、なんだかすごく得した気分。これだけでも、ニューヨークに来たかいがあったと思います。

25分ほどの船旅を終え、のんびり走る単線のスタテン・アイランド鉄道に一駅だけ乗車。

フェリー乗り場とスタテン・アイランド鉄道は一体化しているので乗り換えは簡単

目的の「The Flagship Brewing Company」は、トンプキンズビル駅すぐ近く。

お店のキャッチコピー「Forgotten Borough(忘れられた区)で醸される、忘れられないビール」が気になっていたのです。

マンハッタンやブルックリン(日本でもブルックリン発のビールが広まりました)だけがニューヨークじゃないぞ、という気概を感じて、なんだか応援したくなります。

店内は、倉庫を改装したような天井の高い、気持ちのいい空間。大きなガラスの向こうにはピカピカの醸造タンク。

地元の人たちがビール片手にのんびりおしゃべりしていて、旅の人間がふらっと混ざっても、あたたかく受け入れてくれる。そんな空気が、とても居心地いいんです。

まずは一杯、どれにしようかな

カウンターの黒板に手書きされたメニューを眺める時間は、緊張しながらも一番楽しい瞬間。悩んだ末に選んだのは、やっぱり気になる名前のビールから。

ブラッドオレンジIPA

まずは「ブラッドオレンジIPA」。これが、思わず「うわっ」と声が出そうになるくらい、ジューシーで香り高い一杯でした。オレンジのフレッシュな香りと果実味がガツンと来て、後からホップの心地よい苦味が追いかけてきます。これは美味しい!

アメリカンペールエール

次は定番も飲んでみたくて「アメリカンペールエール」を。 うん、これも間違いない味。ホップの爽やかな香りと、麦の優しい甘さのバランスがちょうどいい。こういう基本のビールがしっかり美味しいお店は、信頼できますよね。しみじみと味わいました。

私が訪れたときは、フードメニューはまだなくて、ビールをじっくり味わう硬派なスタイル。おつまみがなくても角打ちで鍛えられたから大丈夫(笑)。今は美味しいバーガーなんかもあるようです。

船も含めて3時間もあれば楽しめる旅先のプチ探検

ニューヨークのきらびやかな中心部も魅力的ですが、ちょっと足を延してみると、こんな素敵な日常が待っていました。東京にもこういう場所があればいいのに。

都会の喧騒が大好きですが、こういう時間があると旅がぐっと深まる気がします。もしニューヨークに行く機会がありましたら、「フェリーに乗ってビールを飲みに行く」なんていう寄り道をどこかで読んだなーと思い出して、ぜひ探検してみてほしいです。きっと、素敵な時間になります!

店名The Flagship Brewing Company(フラグシップブルーイング)
住所40 Minthorne St, Staten Island, NY 10301 アメリカ合衆国
営業時間土曜日 16時00分~23時30分
日曜日 16時00分~20時00分
月曜日 定休日
火曜日 18時00分~0時00分
水曜日 17時00分~23時00分
木曜日 18時00分~0時00分
金曜日 12時00分~23時30分
設立2014年