城東エリアの酒場好きでその名を知らない人はいない、平井の「松ちゃん」。その系譜となる新店が王子にオープンしました。鮮度抜群の大ぶりなモツ焼きはもちろん、〆に食べたいナポリタンまで揃う、まさに下町の正統派酒場です。なぜこのクオリティでこの価格が実現できるのか。店主の想いとともに、その魅力に迫ります。
(タイアップ/サッポロビール株式会社)
目次
研究者から酒場の道へ。2代目が守り、進化させる下町の味

JR王子駅から徒歩4分。柳田公園の目の前という開放的な場所に「居酒屋 松ちゃん 王子店」はありました。平井に本店を構え、多くの呑兵衛の舌を唸らせてきた名店です。

出迎えてくれたのは、2代目店主の森さん。義理のお父様が営んでいたお店を約14年前に会社として引き継ぎ、現在は3店舗を切り盛りされています。
驚くべきは、森さんの職歴。なんと大学・研究室の技術者だったという異色の経歴の持ち主です。「いろいろな仕事を経験しましたが、この仕事が一番やりがいがありますね」と、柔らかな笑顔で話してくれました。

その探究心は料理にも活かされており、様々な名店を食べ歩いて独学で技を磨いたといいます。伝統の味を守りつつも、常に「お客さんを喜ばせたい」という想いが、お店の隅々にまで満ちています。
店内は居心地の良いカウンターが主体。本店や亀戸店を知る方なら、足元が広くゆったりと過ごせることに気づくはずです。
安さと旨さの秘密は、市場との絆と”徹底した手仕込み”にあり

まずはサッポロ生ビール黒ラベルで喉を潤し、品書きを眺めます。
モツ焼き、刺身、炒め物と、魅力的な料理が並びますが、驚くのはその価格設定。この品質でなぜこの値段が実現できるのでしょうか。
「仕入れは魚が豊洲、肉は芝浦の屠殺場から直接届けてもらっています。昔からの付き合いがある業者さんが、うちの売値が低いことを知っていて協力してくれるんです」と森さん。業者との強い信頼関係に加え、もう一つの秘訣が「徹底した手仕込み」です。

「仕込みでその日1日が決まってしまう」と話すように、営業時間を超える長い時間をかけて、一つひとつの料理を丁寧に準備しています。この見えない手間こそが、「松ちゃん」の味のベースとなっているのです。
これを頼まずには帰れない!必食メニューの数々
刺身3種盛り

「最初はぜひ刺身から」と森さんがすすめる通り、まずはお刺身を。本店同様、鮮度は抜群。

もつ焼きが看板のお店で、これほど質の高い海の幸がいただけるのは嬉しい驚きです。その日の良いものを目利きして仕入れるため、内容は日替わり。この一皿で、お店の実力が伝わってきます。

なんとインドマグロのトロが入っています。
モツ焼き

そして、真打ちのモツ焼き。串に打たれたネタの大きさに、思わず声が漏れます。「手仕込みで、大きくきれいに焼ける店はあまりないですから」という言葉にも納得。
朝締めの新鮮なモツは臭みが一切なく、噛むほどに旨味が溢れ出します。

とくに鮮度自慢のレバーは焼き具合が絶妙でジューシー!

数ある串の中でも、ひときわ異彩を放つのが「つくね」。なんと、国技館に出している業者さんから直接仕入れたものだそう。

本店がお相撲さんと縁が深かったことから生まれた逸品で、まさに”本物”の味。ふっくらとジューシーな食感は、他ではなかなか味わえません。
スパゲティナポリタン

モツ焼きと刺身で満足してしまっては、もったいない。「松ちゃん」を語る上で欠かせないのが、このナポリタンです。

有名グルメ雑誌でも紹介された名物で、多くの常連客のお目当てでもあります。昔ながらのケチャップ味と、絶妙な茹で加減の麺が、お酒で満たされたお腹にもスルスルと収まります。バターがしっかり効いているのもポイント!
〆にこれを食べずして、「松ちゃん」を語ることはできません。
王子の飲み歩きがさらに魅力的になった

熱い探究心で守り続ける下町の正統派酒場。卸やビールメーカーとの絆と惜しみない手仕込みが、驚きの価格と感動的なうまさを生み出しています。

まずは刺身ともつ焼きで一杯やり、〆にはナポリタンを。そんな王道の楽しみ方ができる一軒が、王子に誕生しました。仕事帰りに、休日の昼下がりに、この暖簾をくぐってみてはいかがでしょうか。きっと、あなたのお気に入りの一軒になるはずです。

店舗詳細
店名 | 居酒屋松ちゃん王子店 |
住所 | 東京都北区王子1丁目24−4 エトワール王子 IF |
営業時間 | 17時00分~23時00分 |
創業 | 2025年6月2日 |