行列ができる世界的に知られる天丼の老舗です。観光客が多いイメージがありますが、実は結構地元の人にもファンが多く、食事帰りに自宅用の天玉を購入していくお客さんがいます。
昔ながらのゴワっとした天丼がお酒とあう
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伝法院通りで1887年(明治20年)に創業。当初は蕎麦店だったそうですが、天ぷらが評判となり明治末期には天ぷら屋になったそうです。
大黒家の天丼を紹介する前に、ここだけ時間が止まっているかのように感じさせる建物をご覧ください。明治期に建てられた建物の一部を現在も使用しています。
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外観は江戸時代。ですが、一歩中へ入ると明治、大正、昭和が混じり合うレトロな世界が広がっています。
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キンシ正宗がはいる徳利を傾けながら、100年前に浅草を訪れた人もこれを食べていたのかと考えると、天丼ひとつで壮大な東京の歴史探訪ができたように思えてきます。
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さあ、天丼が届きました。海老の尻尾がはみ出した丼ぶりの蓋の隙間から、ごま油とタレの香りがふわっと漂っています。
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蓋をあけると、中はタネに関係なく焦げ茶色。
衣の上半分はザクザク、ご飯に接している面は蒸されて柔らかい。
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コシヒカリをつかったご飯を含め、これらをすべて茶色く染めている秘伝の甘辛いつゆがまたいいんです。
つゆのレシピは代々店主だけが知るものだそう。見た目ほど醤油が強いわけではありません。
店舗詳細
品書き
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店名 | 大黒家天麩羅 本店 |
住所 | 東京都台東区浅草1-38-10 |
営業時間 | 11:00~20:00 ※基本無休 |
創業 | 1887年 |