戦前に深川で創業。戦時中に疎開から戻るとそこは焼け野原。ならばと、1947年に茅場町へ店を移し、以来、金融街・兜町に近いすずらん通りの寿司やとして80年近く続けてきた老舗の寿司店です。
80年以上使っているという木造建築は、古き良き東京の寿司屋の姿をキレイにとどめています。新川の酒類関係者にもファン多し。
そんな空間でいただく寿司のオススメは、光りものづくし、1人前950円。今回は1.5人前でお願いしました。
仕入れ次第で種はかわりますが、取材時はイワシ、アジ、サバ、そしてキビナゴという内容。
輝いていますね!
大衆寿司店としてお昼から営業するようになったのは、リーマンショックで兜町が混乱に陥ったときからだそう。
「震災、戦災、景気後退、そして酒類の提供規制。様々な困難を乗り越えて、いまも商売を続けています」と話す大将からは、江戸っ子のプライドが感じられました。
八重洲・日本橋・茅場町は寿司店の激戦区ですが、手頃な価格の老舗でゆったりとビールや日本酒を傾けながらつまみたいときに、菊岡寿司という選択は間違いありません。
店名 | 菊岡寿司 |
住所 | 東京都中央区日本橋茅場町3-6-9 |
営業時間 | 月・火・水・木・金 11:30 – 13:30 17:30 – 21:30 土 11:30 – 13:30 17:00 – 21:00 日・祝日 定休日 |
創業 | 限店舗は1947年 |