神保町にある1909年創業の老舗ビアホール「ランチョン」のご兄弟が独立して開いた御茶ノ水の『ヒナタ ガーデン』をご紹介します。提供温度にこだわる生ビール「マルエフ」が名物!ビール好きなら一度は行きたい駿河台の新名所です。
目次
お茶の水仲通り沿い、再開発エリアにできたビアテラス
開放感に浸れるビアガーデンは、ビールをより一層美味しくします。ですが、やっぱり夏の屋外は暑い。それにオンシーズンしか楽しめないという制限もあります。そんな課題を解決しつつ、こだわりの生ビールを楽しむことができるお店をご紹介します。
最寄り駅はJR御茶ノ水駅(東京メトロ新御茶ノ水駅)、駿河台の再開発エリアにある、『ヒナタ ガーデン』です。駅直結の三井住友海上 駿河台新館敷地内にありながら、ビルではなく緑地帯にある離れのような店舗で、まるで公園内のテラスのような雰囲気。
お店は2015年秋のオープン。オシャレな洋食レストランの新店に見えますが、冒頭で紹介した通り『ヒナタ ガーデン』は、神保町で1世紀続くビアホール「ランチョン」の兄弟店です。
品書き
お酒
- 樽生 アサヒ生ビール:小605円・中726円
- 樽生 アサヒ黒生:小605円・中726円
- 樽生 ハーフ&ハーフ:小605円・中726円
- 樽生 隅田川ブルーイングゴールデンエール:小605円・中726円
- 瓶ビール アサヒスーパードライ中瓶:715円
- カクテル:605円~
- ジャックダニエル / スーパーニッカ:605円~
料理
- 前菜3種盛り合わせ:550円~
- ソーセージ盛り合わせ:1,000円
- フィッシュアンドチップス:800円
- エビクリームコロッケ:1,200円
- サーロインステーキ:2,500円
- マルゲリータピザ:1,100円
- ボロネーゼソースピザ:1,400円
- オムライス:950円
- ナポリタン:1,200円
- エビグラタン:1,100円
治さん流のマルエフ一度注ぎ
テーブル席が数卓とカウンターのコンパクトなお店で、マスターの手が届く範囲内という印象。カウンター席ならば、目の前にある樽冷サーバーから注ぐ様子を間近で眺めることができます。
まずは、やっぱりピルスナーのマルエフこと「アサヒ生ビール」をもらいましょう。
液種こそランチョンと同じですが、ディスペンサーの構造や注ぎ方に違いがあります。『ヒナタガーデン』は、酒販店から配達された樽は、一旦樽ごと水冷の冷温スペースで寝かされます。この段階ではビールは10度ほどに冷えているそう。
提供時は、ビールが回路を流れる中で改めて冷やされ、6度ほどまで下げられグラスの中へ。注ぎ方も現ランチョンとは異なり、一度注ぎで一気に泡までつくっていきます。
アサヒ生ビール中(726円)
ふっくらとした泡が消えないうちに、まずは乾杯!
冷えすぎるとガスがとどまっているので、飲んだときに泡が広がり満腹感を感じてしまう。逆に10度ほどまで温度が上がるとぬるく感じてしまう。その中間のベストバランスを狙っているという一杯。たいへんみずみずしく、飲み心地のよいビールに感じます。
ビールによく合うポテトサラダ(600円)
ビールだけの利用も歓迎!とのことですが、美味しいビールは食を進ませる効果があります。選んだおつまみは、ビールによく合うというコメント付きのポテトサラダ。
ご覧の通り個性ある自家製です。マッシュ状にしたポテトに、粗めのポテト、ベーコンをブレンド。風味豊かで、たしかにビールが進みます。
ハーフ&ハーフ
つぎに頂いたのは、アサヒ生ビールと黒生のハーフ。まずは、アサヒ生ビールを注ぎ、それから黒生を。
きれいなホワイトトップの出来上がり。一度注ぎの方法でスピーディーに注ぎますが、グラスのそこにわずかなグラデーションがあってとても綺麗です。ふんわりとした味わいで、ドライ系とは違った美味しさがあります。
ごちそうさま
美味しさの理由は、こだわりのサーバーとランチョンとは異なる注ぎ方。氷水でしっかりと冷やしたグラスも美味しさのポイントです。お店イチオシのエビクリームコロッケや、ランチタイムの名物料理・オムライスもお試しあれ。この立地ながら、料理が手頃でボリュームがあるのも嬉しいですね!
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | ビアダイニング ヒナタ ガーデン |
住所 | 東京都千代田区神田駿河台3-11-1 |
営業時間 | 営業時間 [月~金] 11:30~14:00(L.O.13:00) [月~金] 17:00~21:00 定休日 土曜日・日曜日・祝日 |
創業 | 2015年10月13日 |