サッポロ「黒ラベル エクストラモルト」 麦芽増量・度数UP、秋らしい飲みごたえのある黒ラベル

サッポロ「黒ラベル エクストラモルト」 麦芽増量・度数UP、秋らしい飲みごたえのある黒ラベル

2020年10月26日

サッポロビールは同社の看板ブランド「サッポロ生ビール黒ラベル」のエクステンションとして、「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト」を11月4日に全国にて数量限定で発売します。

この度、サッポロビール社より発売前の見本缶を頂きましたので、さっそく飲んでみました。なお、ビールは約1日以上、振動のない冷温庫で寝かしたほうがより美味しくなるため、じっくり寝かせてから開けています。

色合い、香りともに、既存のサッポロ黒ラベルとほぼ同じです。泡立ちがよく、グラスで飲みたいビールです。

特長その1、スタンダードなサッポロ黒ラベルが5%なのに対し、エクストラモルトはアルコール分は5.5%と高めになっています。同社では、「SORACHI1984」や「琥珀ヱビス」などが同じく5.5%のビールです。冬限定でおなじみの「冬物語」は6%になっています。

特長その2、麦芽の使用量は通常の黒ラベルより多く、そして使用する麦芽には「旨さ長持ち麦芽」を100%使用しています。

旨さ長持ち麦芽とは、サッポロビールの醸造技術研究所(当時)と岡山大学との共同研究の中で約1万種類の大麦遺伝資源のなかから発見されたLOXレス大麦のこと。

もともとビールの主要原料である大麦には脂質があり、それに含まれる脂質酸化酵素(LOX-1)がビールの風味を劣化させていました。LOXレス大麦は、その名の通り酸化の素「LOX」を低減させた大麦です。こうした理由からサッポロでは「旨さ長持ち麦芽」と表記されています。また、泡立ちの良さも同大麦にみられる効果です。

さて、話を戻してエクストラモルトは、「旨さ長持ち麦芽」はカナダ産。カナダはサッポロが開発したLOXレス大麦育種に最も成功した地域で、契約栽培先のカナダでの生産量の増加が、同ビールの生産を可能にしています。一昔前のキャッチコピー「品質は畑から」のイメージどおりですね。

缶は同社のシンボル「北極星」をセンターから左にずらした大胆なデザイン。レッド、ブラックの色使いは札幌をイメージさせます。樽生は予定されていないとのこと。

おまたせしました。それでは乾杯!

「旨さ長持ち麦芽」を100%使用した「サッポロ生ビール黒ラベル エクストラブリュー」が既存のエクステンションとしてあり、アルコール分も5.5%と同一にみえますが、味わいは異なる印象です。

一口目の麦の味わいのイメージは「濃厚な黒ラベル」。自宅や旅先で、一杯目に飲むことをオススメしたい生ビールです。

ごちそうさま。

※正式発売前の見本缶の感想です。製品とことなる場合があります。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 見本協力/サッポロビール株式会社)

サッポロ生ビール黒ラベル エクストラモルト

パッケージ 350ml缶・500ml缶
原材料名 麦芽(カナダ製造)、ホップ、米、コーン、スターチ
アルコール分 5.5%
販売計画 20万ケース(大びん633ml×20本換算)