【閉業】静岡「銀座ライオン 静岡店」 静岡工場謹製”静岡麦酒”が飲めるビヤホール

サッポロビールは全国展開のサッポロ黒ラベルやヱビスビールとは別に、地域限定の銘柄を長年発売しています。北海道の「クラシック」、新潟の「風味爽快ニシテ」などなど。そして、静岡県限定はその名もズバリ「静岡麦酒（しずおかばくしゅ）」です。

東は熱海から西は湖西まで、駅のキヨスクやコンビニでは缶ビールが、そして町中の飲食店ではビンや樽生も味わうことができます。色はやや淡く、苦味控えめポップ感は爽やか。静岡の料理と合わせることをテーマに開発されたと聞きます。開発・製造も、静岡県焼津市にあるサッポロビール静岡工場です。

そんな「静岡麦酒」の極上の樽生を、駅ナカで時間を気にせずお昼から飲めるお店をご紹介します。ご存知、全国チェーンの銀座ライオンの静岡店です。

JR静岡駅。駅ナカには老舗の酒場（食堂）もあり、日中から飲むのなら駅施設内がおすすめ。電車の乗り継ぎついでに途中下車して、一杯の限定ビールはいかがですか。

改札から徒歩1分の場所です。11時から22時まで通し営業。

ライオンのなかでも比較的コンパクトな作り。

テーブル席がメイン。そして一人飲みに嬉しい、ビールサーバーを眺めて飲めるカウンター席もあります。

定番の黒ラベルやヱビスに並び、”おめあて”の静岡麦酒もセットされています。冷蔵庫内の温度は2.0度ほど。樽ごと冷温保存し、そのまま抽出するという仕組み。設備が大掛かりになりますが、これもライオンのこだわりのひとつだそう。

抽出速度は早く、ジョッキはあっという間にビールで満たされます。泡も同時に作り出す、ライオン式の注ぎ方で供されます。

はい、到着。ロゴ入りのジョッキに注がれた静岡麦酒（590円・以下税別）。それでは乾杯。

静岡麦酒を製造するサッポロビール静岡工場。同社の研究開発部門「サッポロビール酒類技術研究所」も併設されています。

クリアな味、すっきりとした味わい。でも、しっかりサッポロらしい旨味も。

このほか、ビールはヱビス、エーデルピルスビアカクテルなどもあります。

ライオンのビールはこだわりの一杯。街の飲食店と比較するとちょっぴり高級です。ですが2020年8月末までは、ライオン式の一度注ぎの生ビール（一部銘柄を除く）を90分間飲み放題1,500円というお値打ちなコースが設定されています。当日OK・一人でも利用可能、3杯飲むなら飲み放題のほうがお得です。

おつまみは、あかでみトマトとクリームチーズ、アボガドのマリネサラダ（580円）をお願いしました。静岡の郷土料理、黒はんぺんフライや地元食材を使った限定料理をおつまみにして飲めば、静岡麦酒の美味しさもきっと増すはず。

定番銘柄の黒ラベルも、静岡で飲むと違った美味しさに感じるから不思議。（公式では製造工場が異なっても味は同じ。）

さてさて、喉もうるおいましたし、旅路の続きに戻りましょうか。ランチタイムを過ぎてものんびり過ごせるお店は貴重です。

ごちそうさま。

（取材・文・撮影／塩見 なゆ）

銀座ライオン 静岡店
054-273-8458
静岡県静岡市葵区黒金町４７ アスティ西館
11:00～22:00（無休）
予算2,500円