新小岩、上野、浜松町、最近では横浜の野毛にも出店した、千円台で楽しめる低価格の大衆酒場「ほていちゃん」が、いよいよ都内西部にも出店。JR八王子駅北口に2020年1月22日に正式オープンします。
ほていちゃんの由来は、運営する株式会社フォートップス(1993年創業・ラーメンや炉端店など広く展開)のラーメン業態に「北海道ラーメンひむろ」というブランドがあり、その延長線として「ほてい」が店名となっています。
八王子店は路面で1フロアのみの160席。テーブルは簡素ですが、となりのテーブルとの距離がそこそこ離れていますので人でいっぱいの苦しさはなさそう。
入り口近くにはカウンター。
各店ともに入口に近い立ち飲みスペースではよりお得感を感じる値段設定がされており、会計が10%引き(1~2名のグループまで・終了日は未定の期間限定)になるほか、立ち飲み限定で、ドブ漬けで冷やした赤星ことサッポロラガーの大瓶が1本410円(税別)という、いまどき珍しい低価格で提供しています。
八王子店では、従来のほていちゃんの内容に加え、新たにテーブルごとに設置されたディスペンサーから直接注いで楽しめる「氷彩飲み放題(仮)」が導入されました。
値段は30分400円程度を予定(2名から)。タップがあるテーブルにはタイマーがセットされています。一般的な飲み放題のようにビールや日本酒を含むものではなく、氷彩オンリー。この飲み放題はディスペンサーが設置されている9卓のみ。しばらくは早いものがちになりそうです。
氷彩はサッポロビールが長年手掛けるホワイトブランデーベースの樽詰サワーで、ぶどうが原料ということもあってかほのかに甘くフルーティーな味わい。
そのままでも美味しいですが、ほていちゃんではレモン成分が濃いポッカ系のパンチレモン(PS社)も使い放題。※写真は仮としてデュワーズの瓶に入っています。
飲み物は立ち飲み限定で瓶ビールのサッポロラガー。樽生ビールはサッポロ黒ラベル(420円)で、毎日のサーバー水通しやスポンジ洗浄をしっかりし、ビールジョッキの洗浄には専用スポンジを使い品質向上の取り組みがされています。
ホッピーのナカや酎ハイのベースは群馬づくりのサッポロ甲類。男梅サワー、デュワーズなど、サッポロ系の飲み物のほか、酎ハイ系は豆乳ハイや塩トマトハイ、きんぎょなどバラエティ豊かです。
日本酒は茨城県水戸市の酒造会社・明利酒類がつくる「副将軍」です。同社は東京では甲類焼酎「明利」が有名。
定番メニューは基本的に各店と同様です。200円台でひとり飲みに丁度いいサイズが揃うほか、大箱でもあるのでグループ利用を想定したボリュームある料理も加わっています。
毎日お店で仕込む定番の牛煮込み。大きな牛肉はもちろんですが、甘めの味付けとごぼう、こんにゃくの食感があとをひきます。
今日の日替わりはブリ。脂がのった立派な寒ブリですね。日替わりの刺身やまぐろブツも人気の一品。まぐろはヨーロッパからきたものだそですが、しっかりクロマグロです。
人気はチューリップ。冬のメニューでは酒場の牛バラのすき焼き風(380円)が評判。牛串などの新たなメニューも加わり、楽しい献立となっています。
なにかのついでにこの街に来たならば軽く飲んでいくという用途にぴったり。
酒場入門にも使えるほていちゃん。ひとり、ふたりでさくっと立ち飲みができる大人のファミレスです。氷彩飲み放題も、チューハイ好きの憧れを叶えてくれます。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社フォートップス)
ほていちゃん八王子店
045-649-5810
東京都八王子市東町11-6園ビル1F
14:00~23:30(土日祝は12:00~・無休)
予算1,600円