オーストラリアの都市「シドニー」は、洗練されたレストランや、移民国家ならではの世界各地の多様な料理、そして開拓時代から脈々と続く歴史ある英国式パブが立ち並び、旅先グルメに飽きることはありません。
また、都市と自然の調和によってつくられた絶景も、この街でお酒を飲むことをより魅力的にしています。
シドニーハーバーの入り口となるサウスヘッドでにある「ワトソンズ・ベイ(Watsons Bay)」はシドニー屈指の絶景スポット。名物のフィッシュアンドチップスをつまみに、ビールやカクテルが楽しめるレストラン「Fish & Chippery」で、海を眺めてコロナを飲んできました。
シドニーの中心街「シティ」にあるフェリーターミナル「サーキュラー・キー」から、公共交通のフェリーに乗船し、20分ほどで、「ワトソンズ・ベイ桟橋」に行くことができます。日帰り、と言わずに、2~3時間あれば美しい眺めのリゾート地で一杯飲んでくることができるなんて、とっても素敵。
路線バスや鉄道で使える「オパールカード」がフェリーでも使えるので支払いに悩むことはありません。わずか数ドルでガイドブックでお馴染みのシドニーハーバーの絶景をクルージング。
ワトソンズ・ベイに到着。遠くに見えるシドニーの高層ビル群と、穏やかにときが流れるこちら側のコントラストは絵葉書のよう。写真の方角が真西になるため、夕日の時間帯はさぞ美しいことでしょう。
フェリーが到着する桟橋の真正面にあるのが「Fish & Chippery」。陽気な音楽と笑い声が聞こえてくるビーチクラブです。道路に面した側のテイクアウトコーナーでは、ソフトドリンクやフルーツなどが並び、ビーチサイドや近くの公園でピクニックする人たちに人気です。ただ、オーストラリアは公共の場での飲酒は禁止されていますので、飲酒はビーチクラブの敷地内へ。
シドニーにほど近いハンターバレーのワインなど地元のワイン(A$9~)や、マルガリータやブラッディマリー、モヒートなどのカクテル(A$18)などを中心にしたドリンクメニュー。もちろんビール(A$5~)もあって、ビーチリゾートのムードに誘われて、コロナを頼んでみました。
乾杯!
カラッとした気候。青い空と海を眺めて飲むビールは格別です。
週末を家族で過ごす人たちや、日光浴の余韻を楽しむお父さんたち、ジョギング帰りのお姉さんなどいろんな方で賑わう店内。意外なのが、お昼酒を飲む人で溢れているということ。休日のお昼酒は世界共通でノンベエの楽しみです(笑)
シドニー中心街からふらっと行けるワトソンズ・ベイは、絶景ポイントで、且つ、最高の昼酒スポットでした。
ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
Fish & Chippery
https://watsonsbayhotel.com.au/beach-club/
+61 2 9337 5444
1 Military Rd, Watsons Bay NSW 2030 オーストラリア
予算A$20
2019-08-11 誤記修正いたしました。