品川区武蔵小山発祥の立ち飲み酒場「晩杯屋」がついに大田区進出!大森駅東口から徒歩2分、お店の住所を知らなくても酒場好きの嗅覚で歩いていればすぐに見つかるはず。
晩杯屋について軽くおさらい。武蔵小山の現在再開発が進む駅前の裏道にあった木造の小さな立ち飲み屋が原点。もともとは赤羽にある人気の老舗立ち飲み「いこい」で修行された方が始めたお店で、料理やドリンクがどことなく赤羽っぽさを残しています。
二千円もあれば大満足できる激安の価格設定と大衆酒場らしい絶妙な距離感の接客、そして通いたくなるおつまみが揃っていることから大人気となり、大井町や大山、中目黒に大塚と次々と出店しているいま注目の大衆酒場です。
よくあるチェーン店とは違った、晩杯屋は数が増えても個店のよさをしっかりと保っていて、それもこちらの人気の秘訣だと筆者は考えます。
おさらいはここまで。さぁ、飲みたいですね!お店は二階が入り口で、三階にも客席があります。席?そう、ここは座れる晩杯屋なのです。立ち飲み形態が多い晩杯屋にあって全席が椅子ありというのは素晴らしい。もっとも立ち飲みが好きな私としては、座ってゆっくり飲むというのはどんな感じなのか。そのへんも考えてみたいと思います。
入り口はコンパクトに見えますが店内は意外と広いです。写真は3階。
さて、注文を…とまずはじめに驚くのがこれ、なんとiPadが導入されています。値段は他店と変わっていませんが、晩杯屋もハイテクになりました。
一杯目、悩むことなく生ビールを。500mlジョッキで410円、しかもクオリティもばっちりなサッポロ黒ラベルが登場。やっぱりコレだよね!
では乾杯です。
晩杯屋に来たらすぐに出るメニューを頼むが基本。お通しがありませんので、軽くつまめるメニューを頼みましょう。煮込み(130円)が定番。
ポテサラ(130円)もおすすめ。芋の食感がのこっていてきゅうり、にんじん、たまねぎの入ったポテサラは値段では考えられないレベルの高さ。
大森の晩杯屋は12月22日オープン。店長さん、開店準備おつかれさまでした。いろんなお店でご挨拶してきましたが、これからは大森ですね!
オープン初日ということで、晩杯屋を応援されている皆さまとも乾杯!
サッポロビールの担当、東京東支店の外川氏。「いつも見ています!」とおっしゃっていただいたので、私も「いつも飲んでいます!」とご挨拶。晩杯屋の生ビールってほんとお得感ありますしなにより管理がしっかりされていて美味しいと思います。(お世辞じゃなくて)
ほら、だってこの感じ。グラスの状態もサーバーの状態もばっちりです。
セルフおでん180円というのが気になって注文。お皿だけ出てきて、あとはおでん鍋から好きなものを4品食べていいよというシステム。え、取り放題!?と聞いたら「4品ですっ」ときっぱり言われてしまいました。
こちらのお店、実は2000円で飲み放題食べ放題という破格のコースを設定していて、200円以下のおつまみはメニューからいくらでも注文していい(390円以下の商品は1品だけ頼めます)というものがあり、それを頼めば確かにおでんは食べ放題ですが(笑)
晩杯屋でお腹を満たしたいときはこれ、かき揚げ。めちゃくちゃ大きいです。これで130円、いやはや、この価格に慣れると他のお店で飲むときにみんな高く感じちゃうじゃない。
大好物のなめろう。海鮮系は日替わりではいってくるので、いつも違ったものが食べられるのが魅力。甘エビが器に盛々になっていたり、箱ウニなんてものがある日も。
新商品、まぐろ餃子。揚げ餃子ですね、これにお醤油をかけていただきます。実はオリバーソースをかけても美味しい。
ソースといえば、こっちも。コロッケダブル180円。タッチパネルでオーダーするので以前のように、アジフライとコロッケのミックスができないのは寂しいですが、これはお値打ち商品ですね。
そうそう、晩杯屋のだしソースっておみやげで販売しているみたい。これ、欲しいー。
ちなみに、晩杯屋を運営する会社は株式会社アクティブソースなので、ソースメーカーと間違われることがあるのだとか。(金子社長談)
牡蠣入りの辛い湯豆腐(310円)は大森の晩杯屋だけのメニュー。たっぷりのお豆腐がチゲ風の味付けで登場。ぐつぐつと煮こまれてでてくるので、寒いこれからの季節に温かさが長続きして嬉しい一品です。
まだまだ料理の紹介は続きます。ぬか漬けサンマ180円、旨味が凝縮されて普通の秋刀魚塩焼きよりもおつまみにはいいかも。焼き魚もいろいろと入れ替わっていきますので、何があるかはその日のお楽しみ。
定番も頼みましょう。晩杯屋といえばこれ、マグロ刺し200円。ここにきたら迷わずこれを選ぶ人は多いです。
そして晩杯屋で隠れた人気を持つ生牡蠣250円。殻付きではないものの、ごろごろと数えきれないほどの牡蠣が入っています。季節限定ですが、牡蠣好きの方はぜひ頼んでみて。
続いてドリンクのご紹介。
まず、ここの晩杯屋に初導入されたチュートニック(290円)。聞き慣れない名前ですが、晩杯屋の金子源社長がつけた名前だそうで、甲類焼酎をトニックウォーターで割ったもです。ジントニックの下町酒場バージョンといったところ。晩杯屋の甲類は宝ですので、宝焼酎ベースでトニックウォーターというレシピです。
ちなみに、このトニックウォーターが実は珍しくて、まだまだ導入店舗が少ないポッカサッポロ社がこの冬に開発した新商品です。
同席されたポッカサッポロフード&ビバレッジの片山氏によると「食中酒としての飲用シーンを想定し、一般的なジントニックよりも甘さを抑え、苦味と酸味のバランスを重視した。強炭酸なのもポイント。甲類と合わせて晩杯屋で定番の商品になってほしい。」とのこと。
樽詰めのスパークリングは最近オープンの晩杯屋ではすっかりお馴染みになりました。女子会だったり、ママ会だったり、結構晩杯屋は女性グループが多いのでそういうときに樽詰めスパークリング「ポールスター」は喜ばれそうです。
日本酒の部。晩杯屋の日本酒といえば、オエノンの富久娘酒造がつくる晩杯屋のネーム入りの日本酒でしょう。すっきりした味わい、お刺身との相性が抜群です。
あとはこれ、晩杯屋で焼き魚を食べるときに合わせることの多いお酒が同じく富久娘のにごり酒。ふんわりとした甘さがありますが、味はマイルドに抑えられているので焼き魚の塩気とあわせてちょうどよく、双方が美味しさを補完してくれます。
珍しいものでは合同酒精のハチブドー酒の兄弟、トンボブドー酒も置いています。昔懐かしいあの味わい。果実酒で飲みやすいのですが、飲み過ぎに注意。
ほかにも、一刻者のソーダ割り「シュワッ酎」などお酒の種類が豊富。しかも飲兵衛の心をよくわかっていらっしゃるものが多くて何を飲もうか悩むのが楽しいです。天羽の梅もあるし、ホッピーは三冷だし、武蔵小山発祥の晩杯屋だけに同じ武蔵小山のメーカー「博水社」のハイッピーも置いています。ここは大森ですし、同じ大田区つながりでコダマ飲料のバイスなんていかが?
さてさて、飲んでいると見覚えのある方が。あれ、ウーハイじゃなくて今日はサッポロ黒ラベルを飲んでいらっしゃる?
高田馬場を拠点に活躍されている有名ブロガーのペニーゆうすけ氏が取材にいらしていました。「ウーハイはぶれない」というフレーズでお馴染みで、やはり次はウーハイをご注文されていました。流石です!
このときの記事がこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/katuhaji/40080025.html
さて、座れる晩杯屋大森東口本店はいかがでしたでしょうか。席数が多いので混雑して入れないということも少ないでしょうし、ぜひこの年末、忘年会の合間に自分の時間を楽しむために大森へ飲みに行かれてみてはいかがでしょうか。
きっと美味しく楽しい時間が過ごせるはずです。
やっぱり酒場っていいよね、ごちそうさま。
【スペシャルニュース】
晩杯屋が日本一の飲み屋街、新橋にやってくる!?来年春、乞うご期待。
この記事はあなたのお役に立てましたか?
この記事が少しでもあなたのお役に立てましたら、
ブログランキングへ応援ボタンからの投票を1日一回いただけると嬉しいです。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/株式会社アクティブソース・サッポロビール株式会社)
(スペシャルサンクス/八百坂仁氏・ペニーゆうすけ氏)
座れる晩杯屋 大森東口本店
東京都大田区大森北1-3-2
15:00~23:30(平日 )13:00~23:30(土日祝・基本無休)
予算1,200円