ローカルな店が点在する十条には、都内最古参の独立系回転寿司もあります。『だんしゃく寿司』の創業は1987年。回転寿司のファミレス化が進む現代において、昔ながらの小箱の風情を残す貴重な存在。下町情緒漂う商店街・十条らしいお店です。職人が目の前で握る本格的なお寿司をリーズナブルに味わえ、しかもお昼から中休みなし。安く飲める飲み屋さんとしても重宝しますよ!
昭和の面影を残す、商店街のローカル回転寿司

十条駅から徒歩1分から2分ほど。名酒場「斎藤酒場」も軒を連ねる細い路地の一角に『だんしゃく寿司』は店を構えています。近隣の飲み屋とあわせての梯子酒にも絶好の立地。
回転寿司の歴史は、大阪の「元禄寿司」から始まりました。万博を経て回転寿司は国民的な業態に成長。平成に入って全国的なチェーン化や郊外型のファミレス化が進みましたが、実はまだ都市部にはローカルな店が地元に愛され営業を続けているんです。
一人で気楽に楽しめる昔ながらの店のほうが居心地がいいというニーズはまだまだあるようでうれしい。一人飲みにも丁度いいんですよね。

こちらは1987年の創業時から変わらず、コの字カウンターだけの店として営業を続けてきました。1980年代に生まれた小箱のローカル回転寿司の姿を今に残す、都内の独立系店舗としては最古参にあたる貴重な存在です。

大衆酒場のようなのんびりとした空気が漂い、気さくな店主や職人たちとの会話も弾みます。手頃な価格設定も魅力であり、ランチタイムは17時まで海鮮丼や握りセットを提供。一人飲みの若い世代から長年通う常連客まで、都市で暮らす人々の日常にちょうど良く寄り添っています。
豊洲直送の旬魚とお酒を楽しむ至福の時間

まずはキリンラガービールで乾杯。よく冷えた中瓶がうれしい!
豊富な肴とお酒

つまみには夏の旬である炙り鱧(はも)をもらいました。香ばしさと梅肉の酸味がよく合います。

鱧は関西の魚なので都内ではあまりみかけませんが、こちらは本日の推しだそう。回転寿司ながら、なかなかおもしろいですね。

続いて頼んだ生牡蠣は厚岸産の真牡蠣。これまた珍しい。一年を通して良質な真牡蠣を仕入れているところに、店側のこだわりがうかがえます。
職人さんの握りたてをさっと一口

お寿司は定番の「まぐろ4貫」からいただきます。

赤身、中トロ、づけ、ビントロの構成で、どれも分厚く切り付けられており満足感は十分。

ねっとりとしたづけや旨味の強い赤身など、それぞれの魅力をしっかり味わえました。づけの塩梅もちょうどいい。

続いては「生しらす」「活赤貝ひも」「生かつお」が揃う「本日のお薦め三貫」。鮮度の高さに加え、職人の手握りならではのふんわりとほどけるシャリとの相性が抜群です。


活はまちやイカゲソなどの定番をつまみつつ、少し贅沢にすじこを追加しました。

合わせたお酒は、宝酒造の「松竹梅 豪快」小瓶、そして濃くて甘みのある緑茶割り。

この緑茶はいわゆる割材用の業務用玉露茶でしょう。

最後はふっくら煮上がった穴子で締めくくりました。どれもちゃんとしています。続いてきた理由がわかりました。
チェーンの寿司居酒屋もいいけれど

安く飲もうとすれば千円台、あれこれ好きなものを頼んで贅沢してもお財布に優しい価格設定というのもポイント。一人・二人でふらりと立ち寄るのに最適で、気負わずに本格的なお寿司とお酒を楽しめました。近年は寿司居酒屋やアテ寿司のチェーン店が続々参入してきていますが、まだまだローカルな店も負けていません。
店舗詳細







| 店名 | だんしゃく寿司 |
| 住所 | 東京都北区上十条2丁目30−12 |
| 営業時間 | 11時00分~22時00分 月定休 |
| 創業 | 1987年7月1日 |
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