大宮駅東口のディープゾーン。さくら小路の細い路地へ進むと、鮮やかなベトナム国旗がみえてくる。『フォン リ』は、1階に食材店、2階にレストランを構える本格的なベトナム料理酒場。階段を上がれば、そこはベトナム語が飛び交う熱気あふれる空間が広がっていました。エスニックな味が好きな人ならきっとハマる繁盛店を今回はご紹介します。
ベトナム旅行気分を大宮で

日本有数のターミナル・大宮駅の周辺は巨大な繁華街が広がっています。とくに地名の由来ともなった武蔵一宮 氷川神社がある東口は、古くから門前町として栄えていた歴史もあり、いい具合にゴチャゴチャとしています。まさしく「歴史ある街に酒場あり!」という場所。

そんな東口のディープな細道でひときわ目を引く原色を多用した店が、ベトナム料理の『フォン リ』。さいたま市は東南アジア出身の人が多く暮らしていることもあり、このあたりは近年エスニックの店が急増。『フォン リ』も2021年の開業です。日本在住歴15年以上の店主フォンさんがはじめました。
元は古い倉庫だった建物を改装しているそうで、いい具合のレトロ感。ハノイにもこんな店があったなーと思いながら訪ねました。
1階には現地のインスタントラーメンや調味料、さらには肉や魚まで揃うベトナム食材店。その横の狭い階段を登るとレストランになっています。

店内は日本で暮らすベトナム人のお客さんで大賑わい。あちこちから乾杯の掛け声が聞こえ、ホーチミンやハノイのローカル食堂のようなムード。
日本人向けにアレンジしない現地の雰囲気そのままの空間が実に楽しい。お昼から通し営業で、昼間から飲んでいる「ビアホイ」利用者も多数。※ビアホイとはベトナムの安価なビアホール。現地では日本円換算でビール1杯80円ほど。
本場のスパイスが香る豚肉串焼きと名物アヒル焼き

席に着き、まずはベトナムを代表する銘柄「ハノイビール(599円)」を注文。黄金色のすっきりとした一杯で喉を潤します。

最初の一皿は「キャベツととり肉サラダ(850円)」。シャキシャキのキャベツに柔らかな鶏肉が合わさり、ヌクマム(魚醤)ベースのドレッシングが全体を爽やかに仕上げています。添えられたパリパリのえびせんにサラダを乗せて一口。これこれ、こういうので飲みたかったんです。

続いて、ビールのつまみにぴったりの豚肉串焼き6本セット(1,540円)を追加。レモングラスの香りが効いた少し甘めの味付けに、ピリッとした辛味がアクセントになり、アトをひく美味しさです。現地の屋台を思わせる濃いめの味付けが、ライトな現地のビールとよくあいます。

さらに、週末限定で提供される看板メニュー「アヒル焼き(1,600円)」が運ばれてきました。

ベトナムから取り寄せた特注の窯でローストしているというアヒル肉は、皮がパリッと香ばしく、中はみっちりと肉の旨味が詰まっています。

鶏肉とは異なる野性味のある濃厚な味わいが特徴。特製の甘コクだれにたっぷり浸して口へ運べば、アヒルの脂とスパイスの風味が口いっぱいに広がります。
異国の夜をリーズナブルに味わう路地裏のオアシス

徹底して本場の味と空気にこだわった『フォン リ』。フォーや生春巻き、バインミーといった定番メニューだけでなく、アヒル肉や発酵調味料を使ったディープな料理まで揃う楽しいお店。
価格設定も良心的で、お酒を飲んでしっかり食べても1,000円台から2,000円台に収まる手頃な価格設定も嬉しいポイント。
大宮の裏路地で、ビアホイ体験をしてみては。ちなみに、ベトナム人コミュニティの間で大変話題の店らしく、何度か満席でタイミングをずらして訪ねています。混んでいてもぜひお試しあれ。
店舗詳細



| 店名 | ベトナムレストランフォン リ |
| 住所 | 埼玉県さいたま市大宮区大門町1丁目14 |
| 営業時間 | 10時00分~23時30分 |
| 創業 | 2021年 |
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