池袋『立呑みあらし』人気店「アーニー」の系譜、兵庫出身の店主が始めた関西風の割烹立ち飲み

池袋『立呑みあらし』人気店「アーニー」の系譜、兵庫出身の店主が始めた関西風の割烹立ち飲み

池袋西口に2025年4月、注目の立ち飲みが誕生しました。赤羽「立呑みソルト」池袋東口「立呑みアーニー」に続く3店舗目となる『立呑みあらし』です。高校時代からの同級生コンビが手がける洗練された空間で、割烹レベルの魚料理が楽しめると早くも話題を集めています。

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劇場通り沿いに佇む、活気あふれる空間

池袋駅西口から劇場通りを少し歩いた場所。怪しいネオン街を越えてそろそろ住宅街という場所にあります。経営するのは兵庫県出身の同級生のお二人。大手立ち飲みチェーン「晩杯屋」で修行した経験をベースに、独自のスタイルを追求してきました。

柔らかな照明が灯る店内は、シックで洗練された雰囲気。安く提供するために徹底的にシンプルにつくる立ち飲み店とは真逆の方向性。接客は非常に気さくで明るく、店全体が活気に満ちています。コンセプトは「嵐の日でも賑わう立ち飲み屋」。大阪の立ち呑みで飲んでいるような元気になる空間です。

立ち飲みの常識を超える、圧巻の魚料理

サッポロ生ビール黒ラベル:550円

まずは「サッポロ生ビール黒ラベル」(550円)を注文。きれいに注がれたビールで喉を潤して、それでは乾杯!

漁師巻き:1貫550円

料理は魚介が中心。まず驚かされるのが、名物の「漁師巻き」(1貫550円)です。シャリは控えめ、たっぷりのトロタクの上に、ウニといくらがこぼれんばかりに盛られています。

見た目の華やかさだけでなく、味のバランスも絶妙。これは注文必須の一品です。

ハマチのしゃぶしゃぶ ※定番ではありませんので取り扱いがない日もあります。

さらに、立ち飲みながら鍋料理まで提供しています。この日選んだのは「ハマチのしゃぶしゃぶ」(1200円)。

たっぷりのハマチをさっと出汁にくぐらせれば、脂の旨味が口いっぱいに広がります。

黒板メニューに「あら煮」(330円)を見つけたら、ぜひ頼んでみてください。魚を扱う店らしい数量限定の一品で、ボリューム満点。晩杯屋修行時代の「安くて旨い」精神、ここにあり!

ひと工夫凝らした創作つまみと、進むお酒

美味しい魚料理が続けば、日本酒が欲しくなります。黒板には「仙禽 モダン」をはじめ、魅力的な地酒がずらりと並びます。

お酒に合わせて、ひと工夫凝らした創作つまみも充実しています。

「ニラの肉巻き(ピリ辛)」(580円)は、ピリ辛の味付けが日本酒にも酎ハイにもぴったり。

「蟹焼売」(2個680円)は、上にたっぷり乗った蟹のほぐし身がなんとも贅沢な気分にさせてくれます。

「あさりの焼きさつま揚げ」(580円)も、あさりの旨味が凝縮されていて、噛むほどに味わい深いものです。

お酒は定番の「宝焼酎プレーン酎ハイ」(450円)も用意されており、安心して杯を重ねられます。

この雰囲気、大阪でいま若者に人気の「立ち飲み割烹」に近いものを感じます。

割烹の味を日常に。池袋西口の新しき「止まり木」

「割烹料理を立ち呑みで普段遣いに(いわゆるくずし割烹)」というコンセプトはこれまでもありましたが、『あらし』はその最新のスタイルを見せてくれます。

料理の質の高さ、洗練された空間、そして何より関西風の明るい接客。この三つが見事に融合し、早くも多くの人で賑わう人気店となっています。

チャージなし、予約不可という気軽さも魅力。池袋西口でふらりと立ち寄りたくなる、素晴らしい一軒の誕生です。

店舗詳細

お酒のメニュー
開業当初のメニュー
黒板メニュー
店名立呑みあらし
住所東京都豊島区池袋2丁目61−3 アバックビル 1階
営業時間17時00分~0時00分
土曜日は14時00分~
日曜日定休
創業2025年4月