日暮里駅の東口からすぐ、昭和32年(1957年)から続く老舗のお蕎麦屋さん『そば処 太宝家』(たほうや)。老舗でありながら明るく清潔感のある店内で、昼からお酒を楽しむ人も多い一軒です。お目当ては、多くのお客さんが注文するという名物「カレーそば」。その”さらコク”の秘密に惹かれます。
駅前で昼から賑わう、清潔感ある老舗蕎麦屋

日暮里駅東口ロータリーのすぐ脇という、非常に便利な場所にある『太宝家』。昭和32年創業と聞くと、年季の入った店構えを想像しますが、こちらは新しく、明るく清潔感のあるお店です。

通し営業ということもあり、お昼時を少し過ぎた時間でも客足は途絶えません。昼飲みを楽しむグループからご家族連れ、カウンターで一人静かに杯を傾けるご隠居さんまで、客層は実に様々。地元の人々に広く愛されている様子が伝わってきます。
名物「カレーそば」と、まずはビールで乾杯

お蕎麦屋さんでの昼下がり、まずは瓶ビール(サッポロヱビス)をお願いしました。カツ煮や板わさで一杯、というのも乙ですが、今日の目当てはあくまで「カレーそば」。
とはいえ、料理を待つ間に飲むビールは格別です。 それでは乾杯!
サラサラなのにコク深い、秘伝のつゆ

運ばれてきた「カレーそば」。湯気とともに出汁とスパイスの良い香りが立ち上ります。

「サラサラなのに、コク深い」。その秘密は、まず蕎麦屋の命であるお出汁にあります。しっかり効いた出汁をベースにしているので、口当たりは驚くほどサラサラなんです。

そして「コク」を生み出しているのが、創業以来60年以上受け継がれてきたという秘伝のルー。スパイスが立ちすぎず、出汁の旨味と見事に調和している。なによりこの「つゆ」が本当に美味しい。

自家製の蕎麦に、豚肉と玉ねぎの甘みが溶け込んだ優しい味わいのつゆがよく絡みます。思わず最後の一滴まで飲み干してしまう、クセになる一杯です。
駅近で通し営業が嬉しい、地元に愛される名店
日暮里駅の目の前で、通し営業。遅めの昼食にも、ちょっと早い時間からの昼飲みにも、様々なシーンで頼りになるお店です。
明るい店内でいただく、伝統の「カレーそば」。どこか懐かしく、優しい味わいに、心も体も温まりました。日暮里を訪れた際は、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょう。
店名 | そば処 太宝家 |
住所 | 東京都荒川区西日暮里2丁目18−7 |
営業時間 | 11時00分~21時00分 |
創業 | 1957年 |