稲田堤「たぬきや」 川と共に穏やかな時の流れを楽しむ


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屋外で飲むお酒は、また格別なものがあります。
それは、ビヤガーデンだったり、テラス席だったり。自然の光に照らされて、吹き抜ける穏やかな風に癒やされて、ごくりと飲めば、いつものお酒も特別なものに。

外で飲むお店は数あれど、ここほど特長的なお店は他にあったでしょうか。

今回紹介する「たぬきや」は、これまで紹介してきた酒場の中でも一層人を選ぶかもしれない。でも、はまってしまったら抜け出せなくなるとてつもない魅力を持っています。

場所はJR南武線と京王相模原線が乗り入れる稲田堤駅から徒歩10分の場所にある多摩川の河川敷。
河川敷にある酒場なんてほかに聞いたことがありますか?

川沿いじゃないんです。土手の内側なんです(笑)
京王相模原線が多摩川橋梁を渡るとき、電車の窓からも見えるので、多摩ニュータウンなどこの沿線に住んでいる方は、なんとなく気付いていたかもしれません。

ここは、とにかくすごいんです。

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京王線の調布駅から2つめの京王稲田堤駅。向こう岸は東京都調布市になります。
調布といえば、われらが東京酒場で定番のホッピーを生産する工場がある街です。

ここでも、やはりホッピーが大人気で、私も当然のようにこれで乾杯。

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おつまみには冷奴を選んで、さぁ、のんびり癒やしの時間がはじまります。

酒場というよりは掘っ立て小屋の茶屋のようなつくりなので、とにもかくにも解放感たっぷり。
多摩川の流れをぼーっと眺めていると、どこからともなくひぐらしの鳴き声が。あぁ、夏の夕方ってなんでこんなに気持ちが安らぐのかしら。

通りゆくランナーや自転車に「暑くないのかな。ホッピー飲んでいたほうが幸せだよ」と心の声で話しかけて、またぼんやり。

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頭のなかがまっ更になっていくー。働いて頭のなかにたまったバグをホッピーとこの空間が洗い流してくれるよう。
(毎日、酒場で洗っているのによく言うよ・笑)

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おつまみは意外と豊富で、鉄板をつかって調理している焼きそばフランクソーセージ、焼鳥、ところてんにかき氷まであります。
この時期、煮込みっていうのもなんだなーと思いながら、よく冷えた奴を口に運びます。

細かな削り節の旨味があっさりとしたお豆腐を素敵に変身させています。

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お酒は生ビール(サッポロ・500円)、ホッピー(400円)、酎ハイ類(350円)と、ごく当たり前のもの。瓶ビール(キリン一番搾り)などは、水冷式のプールのような冷蔵庫に沈んでいて清涼感たっぷり。

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夏場でも切らさないおでん(450円)は、ビールや酎ハイのお供として最適。
スナック菓子なども売られているので、こうやってしっかり食べなくとも大丈夫だし、常連さんたちはホッピーだけをぐいぐいやっていたり、とっても自由な空間です。

キャッシュオンのシステムなので、初めての人は戸惑うかもしれませんが、お店の方はみなさん優しくて親切だから、勇気を出して行ってみましょう。

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休憩茶屋との看板がありますが、お客さんの8割はお酒を飲んでいるというとっても素敵な空間です。
営業時間は午前11時からと早いので、お昼酒を求めてやってくる人も多く、何時に来ても結構盛り上がっています。

客層はベビーカーでやってくる幼児から、上は80代まで幅広く、意外に女性の比率も高いです。

場所柄、ランナーの方や自転車乗りもここで休憩していますが、そういう方はお酒はだめですよ~。
※運動直前直後の飲酒は大変キケンです。自転車の飲酒運転は法律で禁止されています。

 

新宿駅から京王線の特急で25分。遠いようで実は近い、この不思議な河川敷酒場へ、この夏遊びに行ってみてはいかがでしょう。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/なゆ

 

たぬきや 稲田堤
神奈川県川崎市多摩区稲田堤河川敷
11:00~20:00
営業日注意(秋~春19時まで・土日祝営業で平日不定休・水曜定休が多い・電話がないので、京王線の車窓から営業を見極めるしかない)
予算2,000円



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