東三条『とんかつ三条』タレかつ丼はビールのお供！2代目が守る名店へ

創業は1976年。三条で知らない人はない人気のとんかつ店『とんかつ三条』を訪ねます。看板料理は新潟名物のタレかつ丼。おつまみも充実しており、とんかつ飲みが楽しめます。

創業から半世紀。三世代に親しまれる名店

新潟駅から電車に揺られて50分。人口約10万人の都市・三条市にやってきました。三条はからあげの人気店など肉料理の店が多く、沿岸の新潟市や柏崎市とは違った食文化が感じられます。

今日の目的は”とんかつ飲み”です。最寄り駅となるJR東三条駅を下車。

目指すお店はその名もずばり『とんかつ三条』です。昭和の面影を色濃く残す駅前広場から歩くこと10分。駅からやや距離があるので列車の乗り継ぎついでに行く方は時間に余裕をもって。

1976年創業、二代目が守る老舗で、どっしりと構えた平屋のお店です。ランチタイムは近隣の人が車で集まり、早い時間から席の半分が埋まります。とはいえ店は広く、なおかつ夜まで通し営業しているため、昼飲みを目的とした利用も問題なさそう。

カウンター、テーブル、そして座敷もあります。空間にゆとりをもった堂々とした佇まいが心地良いです。

ふんわりと心地よい香りに包まれて、ますますビールが飲みたくなってきました。瓶ビールをもらって、それでは乾杯！

揚げ物が上がるまでの間、ランチのお客さんも私のように飲む人も、みんなカウンター脇のゆで卵をもっていきます。卵が値上がりした時期も続けた昔からのサービスだそう。

待つこと7分ほど。お待ちかねの新潟タレかつ丼が運ばれてきました。丼の蓋をあけた瞬間、ふわっと和風出汁の香りに包まれました。カツオやブリ、昆布も入っているようです。甘くてコクがあり旨味濃厚。

しかもカツが4枚も盛られていますので、一枚くらいはビールのお供につまみとして食べても良さそうです。

ご飯の湯気でむされて、適度にしなっとした衣がまた美味しい。油がすっきりとしているので、軽い印象です。

新潟県内各地で食べることができるタレかつ丼ですが、ここ『とんかつ三条』のカツはかなり分厚いロース肉を使用しています。食べごたえと、ジューシーさがたまりません。

通し営業なので、旅行途中にも立ち寄りやすいお店です。地元の人たちに世代を超えて親しまれてきた名店。タイミングを見て”とんかつ飲み”を目的に尋ねてみてはいかがでしょう。