新宿「立呑み竜馬」 歌舞伎町の中心で、安心・安定のセンベロ串かつ

新宿「立呑み竜馬」 歌舞伎町の中心で、安心・安定のセンベロ串かつ

新宿東宝ビル(旧コマ劇場)から靖国通りへ続く歌舞伎町のメインストリートで、変わらず続く人気の立ち飲み「龍馬」。入れ替わりの激しい新宿の料飲店の中で、ここはどっしり安定しています。

最近はビル中からゴジラも顔を覗かせるこの場所。私にはゴジラも飲みに行きたそうにしているように見えてしまいます(笑)

営業時間は平日は15時、土日は13時からと早く、明るい時間から飲みたい老若男女で溢れています。お通しなし、酎ハイ300円のリーズナブルな価格設定で、スタートダッシュのゼロ軒目にぴったりです。

 

改善が進んだとはいえ、まだまだ怪しげな店がひしめくこの界隈は、龍馬の入るビルも謎の店があります。それでいて、一階の龍馬だけは別世界。入った瞬間、そこはノンベエたちが集うオアシスです。

 

ビールはアサヒスーパードライ(410円)、酎ハイは300円から。お客さんたちは看板料理の串かつを肴にして、きゅっと2~3杯飲んで千円ちょっとを支払い、また夜のネオンに消えていきます。

 

串かつは、たまねぎ、紅生姜などが1本90円、豚は150円です。定番のネタを集めた5本セットは600円。悩んだら、とりあずセットと酎ハイで間違いなし。もちろん注文してから揚げ始めますが、提供速度は早くて、映画上映開始時間までの僅かな時間にちょいとひっかけるなんていう人も。

 

ソースにドブ漬け、関西スタイルでいただきます。もちろん二度漬け禁止。

 

店内のテレビを眺めながらぼーっと飲める、干渉されない立ち飲み…というだけでなく、ここは串かつが美味しいことも長く続く理由でしょう。独自配合のソースは辛めで酎ハイ、ビールを誘います。

 

酎ハイの焼酎は気持ち濃いめの印象。お茶割り(300円)はファンも多い緑すぎる業務用のお茶を使用しています。

 

串揚げ以外に塩ダレキャベツやカニクリームコロッケなどの一品料理あり。冬季のおすすめはおでん(390円)です。なんとじゃがいもの串がおでん出汁に浸かって登場します。ふやけた衣が出汁の味で満たされて、これが結構あとをひきます。

新宿で映画や買い物のついでにふらりと覗いてみてはいかがでしょう。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

立呑み 龍馬
03-5155-9606
東京都新宿区歌舞伎町1-17-13 J1ビル 1F
15:00~23:30(土日は13:00~・日は22:30まで)
予算1,000円