人形町で馬肉を食べるならばここ。馬肉専門の加工卸を手掛ける会社がはじめた馬肉専門の大衆酒場「馬喰くろう」です。もともと卸ということで飲食店との接点があり、いつかは飲食店を開きたいと考えられていたそうですが、2005年に水道橋にオープンした酒場が大繁盛したことがきっかけで、自社でも直営で飲食店を始めることとなったそうです。
一号店が神田にオープンしたのが2007年、その後、ここ人形町にもお店がオープンしました。馬喰ろう(ばくろう)ですから、馬喰町?いやいや、人形町。わかっていても気になるこの立地条件。
各店毎にコンセプトか異なり内装やメニューも全然違うのですが、どのお店も馬肉をこれでもかと使ったメニューが並んでいます。飲みに行くときに「何が食べられるかな」とワクワクできるのっていいですよね。
お店は入って右がカウンター、左は一段高いところにテーブル席と奥には宴会でも使える小上がりが奥へと伸びていて34席とのこと。大きすぎずに程よい距離感ではないでしょうか。カウンター席はお一人様の姿も。お店の方も親身な対応をされる方なのでお一人様も楽しめると思います。
天井からさがる提灯には桜の絵。馬肉は桜肉ですもんね。
さて、なにを飲みましょう。ビール、酎ハイ、ハイボール…。ビールの歌舞伎ジョッキってなにかしら。
こちらが芋焼酎のラインナップ。芋焼酎って個性が強いものがありますが、こちらは飲みやすいから芋っぽいまで味の特長順に並んでいるるで選びやすい。前割りがありますのでお好きな方はこれをリピートかな?
でも、やっぱり一杯目はビールですよね!生ビール中ジョッキ(480円)で乾杯!泡のきめ細やかさ、ジョッキの状態もばっちり。いつもの味だからこそ状態がいいのが嬉しいです。
本日のお惣菜。馬ロースのカツレツや馬肉の肉じゃがなど気になるものがいっぱい。
定番メニューの最初は桜なべ(1,480円)。寒くなってきたら食べたくなる料理ですね!
馬といえば桜なべですがあわせて食べておきたいのは馬刺しですね!ご存知の通り、馬は行政から生食が認められている食材です。
桜なべ、馬刺し、馬肉を食べるときに2トップですが、ほかの食べ方を考えると、はて、なにがあったかな。煮込みくらいしか思いつきません。
それが見てください、この品書き。馬づくしで隅から隅までうま料理。馬のカルビに馬のつくね、唐揚げにメンチカツ、馬しゃぶサラダなんてものもあります。何を食べようか迷ってしまいます。
三品盛り合わせ(980円)を頼みましたが6種類を盛ってくれています。素晴らしい!そして驚くのがその部位。ささみはサーロイン、こうねはたてがみです。専用の醤油におろし大蒜をつけていただきます。低カロリーだけど食感も旨味もばっちり、本当に馬刺しって素晴らしい。
馬喰ろうサラダにはサラミがしっかり入り、これだけでもビールのお供としてばっちり活躍してくれます。
こりこり馬団子の塩煮。透き通った塩スープにコリコリとした食感の部位が混ざっていて食べていて楽しい。鶏つくねにナンコツが入っているように食感が違うものが混ぜ込んでいるといいですね。
こんなに美味しいとビールがもっと飲みたくなるわけで、気になっていた歌舞伎ジョッキを注文。わー、大ジョッキですね!
手に持ってみればずしっとくるこのサイズ。片手で飲める限界かも?改めて乾杯です!
本日のおすすめ、馬ハラミのあぶり。熱せされた板の上でじゅーじゅーと音をたてて登場。脂がたっぷりのっていて口に含むと溶けていくような食感。旨味たっぷり、もうたまりません。
大生ビールがあっという間になくなってしまいましたので、次は本格焼酎を。麦焼酎をソーダで割った香るハイボールでいただきましょう。甲類焼酎をつかった酎ハイがメジャーですが本格焼酎も香りがたって実は美味しい。お試しあれ!吟醸香のある麦焼酎でまずは飲んでみて、そこから芋に行くのもあり。鹿児島のバーでは焼酎ハイボールって結構定番なんです。
〆のお酒は瓶ビールで。ヱビスの中瓶をおいています。ビールからはじめて焼酎や日本酒にいったあとにまたビールに戻るっていう飲み方、私はよくやります。
馬肉専門店、カウンターでちょいと飲むのもいいですし、雰囲気がいいのでお酒好きなグループで女子会やデートしたりするのも良いと思います。馬肉が食べたくなったらここをご検討されてみてはいかがでしょうか。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
馬肉酒場 馬喰ろう 人形町店
03-3669-8348
東京都中央区日本橋人形町1-8-7
17:00~23:30(日祝定休)
予算3,400円