板橋区大山駅周辺は素敵な飲み屋がいっぱい!地元の人に愛される地域密着酒場が多いですが、最近はその銘店の噂をききつけたお酒好きが東京中から集まる人気の居酒屋タウンともなっています。
私も昔から大山は好きですが、最近はさらに魅力的なお店が多く集まり、足を運ぶ頻度も増えています。たとえば魚を食べるのならばここ「魚猫」です。
街の中心を貫くハッピーロード大山商店街から一本外れた場所にありながら、いつきてもほぼ満席という驚きの人気店です。お客さんはほとんどがご近所さん。お近くにこんなお店があるなんて羨ましいー。
入って左が長いカウンター、奥にはテーブル席があります。
好きな席はやっぱりカウンター。割烹スタイルで目の前の厨房で次々とつくられていく料理を眺めて飲むのが楽しいです。
それではまずビールから。生ビールもありますが、やっぱり大好きな赤星を。240ml入る専用のタンブラーにそそいで、では乾杯!
うん、よく冷えていてたまらなく美味。一口で大きく飲み込んで、グラスはすぐに空っぽに。二杯目からはゆっくり飲みましょう。
日替わりのメニューはかなり種類豊富。定番メニューもありますが、何度も通っている方はここだけみて注文することも。私もここから選ぼう!
名物の刺盛りは必ず頼むとして、他はどうしようかな。ちょっぴり贅沢してメバルの姿煮なんていっちゃう?
こちらが5点盛(980円)。デフォルトで2品追加されるのでいつでも7点盛り。ねっとりと美味しいまぐろ赤身や新鮮なイワシ、鰆の炙りなど種類豊富でどれもしっかり美味しい。舟盛りっていろいろありますがも魚猫さんのこれは特に気に入っています。
本日のメインディッシュ、メバルの姿煮。煮付けじゃなくて「姿煮」という響きがとっても素敵。ぷっくり肥えた立派なメバルは、ちょっと甘めのタレがほどよく浸透しています。もちもちとした食感で口の中に上品な脂の旨味がゆっくりと広がります。これにはビールもよいけれど、やっぱり日本酒にいかなくちゃでしょう!
まずは一杯目、広島の竹鶴純米原酒を。マッサン効果で人気になった竹鶴政孝氏の実家の酒蔵のお酒です。しっかりと個性を出しながらも食事に寄り添う絶妙な味。埼玉の新亀酒造で修行された杜氏の石川氏がつくる味は、確かに新亀風。
続いて山廃純米古酒ビンテージ。分厚い味ががつんと舌にのってくる、まさにそんな表現がぴったりのパワフルな味わいの日本酒です。純米で山廃で3年寝かした酒、こんなキーワードでじゅるりとなるあなたにオススメです。
注いでみればすぐに分かる琥珀色。まるで甲類の梅割りみたいな雰囲気です。
ビールはもちろん、日本酒が珍しい銘柄が多くて飲んでいて楽しくなります。定番酒はキクマサで1合380円。一升瓶からちろりにそそいで希望の温度でお燗してくれるのも嬉しいです。キクマサ、ぬる燗で2合ちょうだい。そんな注文をきいてくれつつ、小鉢のおつまみをちょいちょいとつまむ。店員さんの雰囲気がよくてお客さんも皆さん楽しそう。座っていると心の底から暖かな気持ちが広がってくる、そんなお店です。
人気店でして予約も受けてくれないのですが、土日の口開けに合わせていけばきっと入れます。ぜひ東上線の普通列車に乗って飲みに行ってください。オススメです。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
魚猫
03-3958-0802
東京都板橋区大山町30-19 渡辺ビル 1F
平日17:00~24:00・土日祝16:00~24:00(日は23:00まで)
予算2,000円