西武池袋線の椎名町駅。池袋からたったひと駅なのに、そこはまるで別世界。下町のような大衆感と中央線・西武線の都心部沿線にあるような気取った感じがほどよくミックスされた街が広がります。
駅を降りるとすぐに現れる商店街。そうそう、西武線にはなぜか駅前ロータリーというものがない駅が多いく、ここもそんな街のひとつ。すぐに広がる商店街は特別賑やかなわけでもないけれど、どこのお店もほどよいお客さんの入りで、日常に密着していることがよくわかります。
そんな駅前をふらふらと歩いていると見えてくるこちらのお店、本日ご紹介する「やまちゃん」です。
店はこぶりのL字カウンターで、焼台を囲むように10席ちょっと。さらに混んできたりグループで飲む人用に入り口のところにはみ出すように2卓あります。
早い時間なのですぐにカウンターに座れましたが時間とともに気づけば満席になるほどの人気店です。さて飲み物はサッポロラガーをチョイス。
もつ焼屋に赤星はいまや定番の組み合わせですね!「おっとっとっ」とグラスに注いで、それでは乾杯です。
すぐでるメニュー、煮込み(380円)。下ごしらえがしっかりされていて素直に豚の旨味を味わえるなかなかのもの。熱いうちにがしがし食べて、赤星をぐいっと飲んで喉を冷やすに楽しみます。
メニューは西武新宿線の野方駅発祥の人気もつ焼店「秋元屋」系統であることがわかります。串が1本100円で、その他のサイドメニューもしっかりリーズナブル。席料100円はとられますがお通しがないのも同様のスタイルです。
味付けはタレ、塩だけでなく味噌もおいています。
ドリンクメニューもサッポロとキンミヤをメインにした構成。梅割りやシャリキン、豆乳割りなども良さそうですね。
焼き場を担当するのは店主さん。秋元屋で修行経験のある方で、2014年にここ椎名町に出店されました。炭火で丁寧に焼き上げるスタイルはそのまま、雰囲気もとてもよい方でカウンターで飲んでいると癒やされます。
そんなご主人に焼いていただいたチキンボール、てっぽう、そしてタン。チキンボールはオリジナルの味噌タレがほんとうによく合います。これにビールがあれば、一日の疲れやストレスもふっとびますね!
ほかの串も丁寧な串打ちで程よい大きさ、これで100円なのですから素晴らしいです。
タレの味は秋元屋系のそれとはやや異なりオリジナルのもののよう。とろみのあるタレはやや甘めで、ちょい濃い目の味わいがお酒を進ませます。
赤星をもう一本!こんなもつ焼が続けばビールはとまらないですよね。
赤星を飲んだ後は続いて飲むよ、生ビール!生はサッポロ黒ラベルです。435ジョッキでどんと登場。改めて乾杯!
はぁー、飲み進めたところでリスタートに使う生ビールが好きです。
肉巻きトマト巻き180円。温かいトマトの汁と巻肉の旨味があいまってあっさりさっぱりなのにお酒のお供にもぴったりです。
ビールばかり飲んできましたが、ここらでレモンハイに。ホッピービバレッジ社の割り材レモンが雰囲気にぴったり。次はバイスにしようかな?
さぁ、シャリキンをもらって飲み進めましょうか。今日はたっぷりもつ焼を楽しみますよー。
そうこうして、お腹はいっぱいに。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
やまちゃん
03-5964-1570
東京都豊島区長崎1丁目3-6
16:30~23:00(月定休)
予算1,900円