神田「焼ジビエ 罠」 猟師直送!?自然の恵を七輪で

神田「焼ジビエ 罠」 猟師直送!?自然の恵を七輪で

2015年3月3日

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神田にできて今話題のお店「罠」は、東京では珍しいジビエの専門店。ジビエといえば高級なイメージがありますが、ここは複雑な調理ではなくてシンプルに炭火焼で食べようというお店。いま、全国各地で獣害の話もありますが、そのときに捕られた動物の多くは食用にされずに処理されているのだそう。

そんなのもったいない、美味しいのだから食べなくちゃ!

神田駅からやや離れた場所にありますが、連日予約必須のにぎわいです。場所柄といいますか、食事利用はもちろんできますが、やはり飲みをメインに「つまみ」としてジビエという選択が嬉しいです。

入り口に貼られたキンミヤ焼酎のポスターも、なんとも飲み屋な雰囲気醸し出しています。

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入り口が立てられた看板にはイノシシ、キジ、そして鹿のメニューが書かれています。イノシシは熊本から、鹿は北海道から来ているようです。まさに全国の猟師直送というわけですね。

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コの字カウンターとテーブル席の配置。センスよくまとめられた店内は焼肉の匂いさえ気にしなければデートや女子会もできるでしょう。白木のカウンターに座って、まずは一杯目。生ビール(小300円)で乾杯。

焼肉店というとアルコールが割高なイメージですが、ここの設定は界隈の居酒屋レベルなので嬉しいです。食べるもいいけれど、飲むのも諦めたくないのです。

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入り口にキンミヤのポスターがあるだけあり、梅割りなど酒場ドリンクも豊富。そして何より目を引くのは国産一升瓶ワイン。最近注目されつつある日本で作られたワイン。国産ワインには日本ならではの一升瓶入りで販売されているものがあり、これがなかなかどうして、レベルは高いのです。

その他、安旨と言い切っているところが素敵なワインも。ボトルで3,000円前後ならば日常的な飲み会でも安心。

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カウンターは割烹スタイルなのでここからの眺めが楽しい。ぐつぐつと煮込まれるスジ肉、ポクポクとむされているシューマイ。そして次々盛られていく生肉。ここはるまで映画”千と千尋の神隠し”の冒頭に出てきた飯屋のよう。

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お店の外で作られた炭をいれた七輪がカウンターにやってきました。さぁ、お肉を楽しみましょう!

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鹿とイノシシがメインのお肉となっていて、初めての人はおまかせ盛り合わせを頼んでみましょう。鹿と猪、二種類ありそれぞれ(どちらも150g 1,129円)頼めば、ひと通りジビエを満足できそう。

塩、タレ、味噌などであらかじめ下味が付いているので、そのまま頂きます。もちろん、塩などを自分で足すこともできます。

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じゅーってなる様子を眺めつつ、お酒をチューハイからワインにチェンジ!

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ジビエに合うものを、というチョイスになっているので、「なるほど、こういう組み合わせもあり!」と勉強になります。

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付け合せに罠サラダをぜひ頼んでみましょう。パクチー(コリアンダー・シャンツァイ)がこれでもかと入るサラダは、好きな人にはクセになる味。これとイノシシは相性抜群です。

豚の親戚、いのししは脂がのっているイメージですが、わりあいあっさりとしていて、旨味はしっかり口に残るからお酒のおつまみには最高です。鹿はあっさりとした牛肉のよう。

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雉(キジ)を焼き始めると香りはいっきに焼肉から焼き鳥屋に。火を通すと身が引き締まりぷりぷりな食感になる雉は、鶏好きはぜひ食べてみてほしいもの。

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セットで十分満腹になりますが、その日の入荷の情報や、部位単位での注文もできるので、ジビエに詳しい人ときたら、「いまの時期のイノシシのランプがいい」とか教えてもらって楽しいかも。

熟成鹿肉のステーキやカレーなど、一品ものも豊富なので、二軒目にきて軽くつまむだけというのもありでしょう。

ワインやチューハイでラフな感じで山の恵を楽しむ夜。そんなのもたまにはいかが?

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

焼ジビエ 罠 神田
03-3251-8899
東京都千代田区内神田2-10-10 谷合ビル 1F
17:00~23:30(日祝定休)
予算3,000円