【閉店】水道橋「うけもち」 珍味と銘酒揃い、酒好きのための立ち飲み屋

【閉店】水道橋「うけもち」 珍味と銘酒揃い、酒好きのための立ち飲み屋

2015年6月5日

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水道橋駅から徒歩5分ほど行ったところに、看板のない立ち飲み屋が夜な夜な賑わっています。本当は右上に目立たないように看板はついています。その名は「うけもち」。2005年頃から噂になり始め、いまは水道橋を代表する立ち飲み屋のひとつになりました。

本当にわかりづらい斜めに交差する水道橋飲み屋街のさらに路地裏という立地。何度向かっても迷ってしまうのですが、それでもここを目指したい理由があるんです。

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こちらの特長はドリンクもフードもほぼすべてが300円均一というところ。瓶に入った焼酎もホッピーセットも、おつまみだって300円。

この手のお店によくある適当なおつまみではなくて、お酒好きの心を鷲掴みするとにかく珍味の数々が嬉しい。

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そして、私が一番好きなのはここの自分で注ぐ焼酎です。カフェテリア形式で先払い。丸い氷の入ったコップを受け取ったら並んだ瓶のなかから好きな銘柄を選びます。

やっぱりいやしさから表面張力まで入れちゃいます(笑)

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大好物の松前漬けなどをもらって、あとは適当なテーブルを陣取っていただきます。それでは乾杯!

炭火の入った火鉢があるカウンターを使えたら、ここで乾きものを炙って食べることも可能。漂うスルメイカの香りは間違いなく次のお酒を誘惑します。

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本格焼酎の品揃えが好みなのでいつもそればかり飲んでしまいますが、センベロを目指すならばホッビーがおすすめ。ソト200円、ナカ100円という驚きの価格設定。もしかしたらホッピーの千代田区最安値かも。

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焼酎が安くておつまみも飲兵衛好みで統一されているうけもち。しっかり食べるというタイプの立ち飲み屋が多い中、こんな風にチビチビと摘みながら飲むという立ち飲みは貴重です。

店の方がものすごいクールですが、知人とちょい飲みだったり、これから繰り出す前のゼロ軒目としてサク飲みするのであれば、全然OK。

すっかり人気店になって入れないことも多くなりましたが、覚えておきたい水道橋の名所であることは確かです。ごちそうさま。

 

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

うけもち
03-3234-5664
東京都千代田区三崎町2-15-2 TBSビル 1F
17:00~23:00(土日祝定休)
予算1,200円