京急川崎駅から歩いてすぐ、再開発された地域に残る昭和の店『元祖立ち飲み屋 なおちゃん』。1970年の創業以来、長く親しまれてきた老舗が今年、昭和の風情を残しつつ現代的にリニューアルしました。250種類近くに及ぶ手作り料理や全国各地のアレンジ郷土料理、そして川崎最安の赤星が飲める酒場です。毎日足を運んでも新しい発見がある、活気あふれる立ち飲み店をご案内します。
目次
メニュー数は神奈川屈指、いや全国の立ち飲みでも最多かも

もともと川崎で初めての立ち飲み店として暖簾を上げたのが「元祖」の由来です。近年、リニューアルすることになり、立ち飲み業態に詳しい番頭さんが参加。最近人気のテイストをを加え再スタートしました。
50年以上続く店ですが、創業者である大女将「なおちゃん」自身も今なお店に立つ、由緒ある個人店です。

驚くのはメニューの物量です。その数はおよそ250種類近くと膨大。もしかしたら、日本の立ち飲み屋さんの中でも、メニュー数が最多かもしれません。


通常、立ち飲み店はスペースが大きくないぶん品数を絞って提供スピードを上げるのが定石ですが、ここは毎日通っても食べ尽くせないほどの品数があり、しかも差し込みメニューとして日々新作が加わっていきます。何度通っても飽きが来ない仕組みです。

貝焼きや八丁味噌のどて煮など、なかなかお目にかかれない地方色豊かな料理が紛れているのも侮れないポイント。しかも総じて安いのが嬉しいところです。
まずはサントリー生ビールで乾杯

来店したらまずはサントリー生ビールで喉を潤したいところです。期間限定ながら、なんと1杯319円。しっかり入るサントリーの公式ジョッキでこの価格はすごい。しかもお通し、席料なし!

一品目は、番頭さんおすすめの「元祖とり皮タレ焼き」(297円)も合わせて注文しました。
刺身も揃えている店ですが焼鳥も豊富。今回選んだ皮タレは皿で提供されるスタイルですが、他の部位や牛肉はしっかり串打ちして焼鳥台で焼いて提供。それだけで焼鳥屋さんとして暖簾を掲げられそう。

甘辛いタレに少しパリッとした食感、そしてモチモチとした皮の食感が楽しい一品です。
さらに驚いたのが「せんじがら」があること。侮れないほど本格的な仕上がりで、広島でも通用しそうな完成度でした。メニュー数200超えは伊達じゃない!
差し込みメニューから「新じゃがカレージャーマン」

日々更新される差し込みメニューから気になったのが「新じゃがカレージャーマン」です。いわゆるカリーブルスト的な一皿で、カレー味がほどよいアクセントになりビールがどんどん進みます。
カレー、じゃがいも、ケチャップ、ソーセージ、ドイツ生まれのこの組み合わせ、ホントよく合いますね。

こうなると、やっぱり大瓶でしょう。選んだのは、氷水でどぶ漬けされている「サッポロラガービール」の大瓶(539円)。この価格はおそらく川崎で最安クラス。キンキンに冷えた赤星を注ぎ、カレージャーマンつまみにぐっと一口。
貝焼きは北海道直送のホタテ貝殻を使用

種類豊富で値段も手頃となれば、いろいろ食べ比べたくなるのが人情です。目に留まったのが「貝焼き」シリーズ。なんでも北海道から取り寄せたホタテの貝殻を使っているそうです。

注文したのは「あさりネギ味噌の貝焼き」(429円)。たっぷりのあさりを使った豪快な一品で、やきとり台で直火焼きにするため、卵と味噌が固まってパリッとした焼き目に仕上がっているのが良いところです。
芋焼酎「だいやめ」をザクロサワーで

お酒は芋焼酎の「だいやめ」を使った「元祖だいやめザクロサワー」をチョイス。近年話題のフルーティーに仕上げた芋焼酎をつかった、ある意味「だいやめ」ならではの乙類サワー。これ、おもしろいですよ!

日本酒は江戸時代から続く酒どころ・灘の銘柄にこだわって揃えているのも見逃せないポイント。菊正宗の純米樽酒が1合瓶で用意されているのは嬉しい。これは個人的にも好きな一本です。
店舗詳細

創業から半世紀を超えてなお進化を続ける『元祖立ち飲み屋 なおちゃん』。豊富な手料理とこだわりの酒、そして今も現場に立つ創業者・なおちゃんの存在感まで、川崎で外せない一軒です。昔の元祖立ち飲み屋も好きでしたが、今もスタイルも幅広い人が気軽に使える雰囲気で良いと思います。取材時も満卓でした。







| 店名 | 元祖立ち飲み屋 なおちゃん |
| 住所 | 神奈川県川崎市川崎区駅前本町15−5 |
| 営業時間 | 13時00分~22時00分 基本無休 |
| 創業 | 1970年 立ち飲み屋として創業 2026年 店名を「元祖立ち飲み屋 なおちゃん」としてリブート |
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