北区・王子の駅前に、いつも行列ができる回転寿司店があります。店名は『回転寿司 飛鳥』。昭和57年に創業した、今では貴重な独立系の回転寿司店です。お昼から通しで営業しており、職人が目の前で握る本格的なお寿司を肴に、手頃な価格でお酒も楽しめます。休日・昼間の一人飲みから王子飲みの〆まで、今回は、酒場的な使い方もオススメしたいローカルな回転寿司をご紹介します。
昭和57年創業の独立系回転寿司。王子の街に根付く老舗の魅力

音無親水公園や飛鳥山の緑が広がる北区・王子。歴史好きには江戸時代から続く景勝地ですが、駅北口側には、国立印刷局に隣接するように巨大な飲み屋街が広がっています。これは、この地が長年”紙”にまつわる産業で栄えてきた名残。
そんな王子で回転寿司といえば、ここ『回転寿司 飛鳥』です。1982年(昭和57年)に開業し、一時は不運な火事により休業を余儀なくされましたが、2026年に復活。以前に増して人気店になりました。
昔はどの歓楽街にも独立系の回転寿司店はありましたが、競争が激化する中でその数は減少傾向。そんな中でここは貴重な存在です。

店内はカウンター席のみのすっきりとした空間。いまでは主流のボックス席や高速レーンはありませんが、昔ながらの回転寿司店で飲みたい私には、むしろこちらのほうが落ち着きます。タッチパネルもありません。注文したい場合は、カウンターの中にいる職人さんに直接お願いします。
仕入れは、豊洲や横浜の中央卸売市場からとのこと。とくに天然本マグロには並々ならぬこだわりを持っています。


営業時間は嬉しいことにお昼から夜まで通し営業。休日の午後2時くらい、「回転寿司でひとりぼーっと飲みたい」というニーズに応えてくれる店なのです。

いつも家族連れや通い慣れたご隠居さん、平日の夜は会社帰りの方々で常に活気にあふれます。また、周辺には酒の都・赤羽にも負けないくらい立派な飲み屋街が広がっていますので、はしご酒の最後に立ち寄る〆の場としても重宝される存在です。
職人の技が光る本格握りを肴に大瓶で乾杯

まずは「アサヒスーパードライ」の大瓶を注文。よく冷えたグラスへ注ぎ、きりっとした喉越しを楽しんだ後は海鮮へ手を伸ばします。

最初にお願いしたのは定番の「まぐろ(198円)」です。独自にブレンドされたシャリに、艶やかな天然本マグロが乗せられています。口へ運べばさっぱりとした赤身の旨味が広がります。これで200円以下は安い!

続いて「いくら・うに・ねぎとろ」の軍艦3貫盛り(660円)を頼みました。

海苔の香ばしさと濃厚な海の幸が調和して、お酒にぴったりな組み合わせ。

さらに壁のボードから「煮はまぐり(352円)」を追加。甘辛いツメが塗られたふっくらとした身は、噛むほどに貝の出汁が染み出します。回転寿司で”ニハマ”は珍しくないですか?

こちらは、「赤えび・大えび・甘えび」のえび3貫(484円)。海老好き必食です。

もう少し食べたい。あじ・こはだ・しめ鯖の光り物3貫(280円)を。まずは「こはだ」から。しょうがを載せて、より一層さっぱりと。

この味は脂がのっていますね。そして鮮度がいい!

最後は磯の香り豊かな「生海苔の味噌汁(198円)」でほっとひと息つきました。
誰もがくつろげる王子の頼れる止まり木
駅前にありながら、手頃な価格で職人握りの本格的な味を楽しめる貴重な存在です。その日の仕入れに応じたおすすめ品も豊富に揃うので、季節ごとにかわる魚の旬が楽しめます。
一人で静かにグラスを傾けるもよし、夫婦で横並びで値段を気にせず寿司を楽しむも良し。王子の街で長きにわたり親しまれてきた理由が、居心地の良さと確かな味からじんわりと伝わってきました。
| 店名 | 回転寿司 飛鳥 |
| 住所 | 東京都北区王子1丁目17−1 |
| 営業時間 | 11時30分~22時00分 水定休 |
| 創業 | 1982年 |
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