創業者は石巻の元漁師。歓楽街・国分町から徒歩圏のビジネス街に構える地元で人気店です。『どん亭』の店名の通り名物は海鮮丼で、お昼からしっかりお酒が楽しめます。夜は鍋料理も出す本格的な海鮮居酒屋で、昼・夜ともにオススメです。
(取材協力:キリンビール株式会社)
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海鮮丼は朝市か国分町か、いやいや大町にも名店あり
仙台駅から広瀬通を西へ徒歩20分ほど。途中、賑わう名掛丁や国分町を通るため誘惑が多いですが、今日目指すお店は櫻岡大神宮にも近い大町にある『どん亭』です。
日本有数の漁獲量を誇る塩釜や石巻、リアス式海岸である三陸の女川港など、いくつもの港町を抱える宮城に来たならば、やはりお昼は郷土料理の「はらす飯」や海鮮丼で一杯飲みたくなりますよね。
一番便利なのは仙台駅構内の飲食店街。駅前にある仙台朝市にも人気店あり。残念ながらお酒の提供はありませんが仙台市中央卸売市場内にも評判の食堂があります。
では、街中に目を向けてみたらどこか。その答えが『どん亭』です。
水産関係者がはじめた店だから魚のレベルが高いと評判で、平日もピークタイムになると近隣に務める人々で満席になるほど賑わうそうです。お酒を飲むならば、口開けの11時30分、もしくは13時頃がよいと思います。
板場を囲むL字カウンターとテーブル席が数卓。店の奥は広々としたお座敷が広がっています。皆さん気さくな方で、あたたかく迎えてくれました。
東北づくりのビールに東北の魚介類を
旅先の昼飲みは瓶ビールと刺身でスタート
樽生、瓶ともにビールはキリン一番搾り。毎年11月頃になると、岩手県遠野市のホップ畑で収穫された国産ホップを100%使用した「一番搾りとれたてホップ」も提供されます。それでは乾杯!
昼食利用の人は丼ぶりや定食を食べていますが、ここは嬉しいことに壁の短冊に書かれた夜の単品メニュー(一部を除く)も注文可能です。
時刻は11時30分。正午前から瓶ビールを片手にヒラメ刺しというのは、旅先だからこその贅沢ですね!
9月中旬~11月限定はらこ飯(1,780円)
通年で様々な海鮮丼が楽しめますが、秋の仙台といったら、やはりこれ。郷土料理のはらこ飯です。お重に盛られてでてくるスタイルで、ごはんが隠れるほど鮭といくらが盛られています。
はらこ飯は夜の居酒屋営業でも注文できる人気メニューです。
鮭の出汁が染みた茶飯、ほろほろなのにジューサーさが残る鮭、そして鮮度の良さがわかるプリプリのいくら。これほど贅沢な鮭料理はほかにあるでしょうか。最初は濃厚な鮭の旨味を楽しみ、後半はすだちを一回しして味を変えて楽しむのもオススメ。
鮭の脂ってこんなに上品だったのかと感動。
大きなお椀ものにサラダがついて2,000円未満というお手頃価格が嬉しいですが、なにより味がいい。
名物はかつおの漬け丼(980円)
これまた鮮度の良さがわかるハリ・ツヤのいいカツオがたっぷり盛られています。
宮城県でもとくに水揚げが多いカツオの丼ぶり。仙台に来たからこそ食べたい一品です。
鮭やカツオだけでなく、定番のまぐろの鉄火丼(1,200円)や仙台湾の名産でもある穴子をつかった穴子丼(1,000円)など、あれもこれも食べてみたい。
駅から少々歩きますが、訪ねる価値のある1軒です。
店舗詳細
品書き
- 生ビール キリン一番搾り:580円
- 瓶ビール:680円
- 冷酒伯楽星:700円
店名 | 海鮮居酒屋 どん亭 |
住所 | 宮城県仙台市青葉区大町2-14-14 |
営業時間 | 月・火・水・木・金・土 11:30 – 14:00 17:30 – 22:00 日・祝日 定休日 |