中野北口はいま飲兵衛注目のエリア。キリンビールが来たことで、ますます街に元気がでてきたように思います。北口も昔からのお店だけでなく、最近は新店ラッシュ。大型チェーン店の出店する隙間がないくらい、中小様々な居酒屋、ビストロ、トラットリアが立ち並び、一日中はしごしていても飽きない街になっています。
そんな中野に牛煮込みの美味しいお店が登場しました。もともとこの界隈は豚モツ煮込みが多いのですが、新たな選択肢登場に歓喜です。
藍色の暖簾に「煮」の文字。串焼きもありますが、メインに煮込みをおくお店はまだまだ珍しい。コの字カウンターとちょっとしたテーブルで20席程度のコンパクトなお店。昭和の闇市風の佇まい、やっぱり煮込みといえばこういう空間が似合います。
乾杯はビールから!コの字には瓶ビールがよく似合います。どすんとでてきた一番搾りはキンキンに冷えています。トトトっとグラスに注いで乾杯!ちなみに、生ビールはジョッキまで冷凍されているプレミアムモルツです。
はぁー、生き返る(笑)
毎日飲んでも美味しいと感じるのがキリンのビール。安心できるこの味に感謝。
フードは短冊でずらり。串のお店ではないので、タンとかハツとか、そういう文字ではなく、普通の居酒屋的な料理も多く揃います。チャーシューのスライス、明太子炙り、読んでいるだけでビールが進みます。
燿は牛もつのお店、ということでやはり煮込みは必須です。中野で牛もつ食べるなら、燿に来ないと始まりません。
お通し(200円)は日替わりです。この日はだし巻きになめ茸がのったちょっとした小鉢。最初はこういうのをつまみながらメインが来るのを待つのが好き。
酒場で最初に頼むおつまみナンバーワンはやっぱりこちら、ポテサラ。俺のポテトサラダなんてかかれた頼むしかないじゃない。明太子入の自家製ポテサラは旨味いっぱい、これはたまらない。
おまちどう、と登場。牛もつ煮込み(小400円)がやってきました。すき焼き的な甘めの味付けがくせになる美味しさ。ビールがぐんぐん進みます。いろいろな煮込みを食べてきましたが、こんなにトロトロなのは珍しい。出汁がでたタレまでなめたくなります(笑)
燿のサラダはこの通り、豚肉もりもりの肉サラダ。たっぷりの塩焼き豚ばらとみじん切りのきゅうりやパプリカの食感と苦味が絶妙なバランス。居酒屋でも野菜は食べたいけれど、お酒のおつまみにならないからどうしよう…と悩むじゃないですか、これはばっちりビールのおつまみになります。
牛ハラミのステーキは炭火で丁寧に串焼きされた肉汁したたる逸品。噛むと口の中いっぱいにじゅーっと旨味が広がります。お肉の旨味を存分に味わえる料理に舌鼓。この旨味をビールで流す瞬間、酒場っていいなと改めて感じます。
甲類焼酎は下町でお馴染みのキンミヤ焼酎と炭酸が2本、そして天羽の梅がセットになったお得な下町ハイボールセットが980円。ビールをひとしきり飲み終えたら煮込み皿をつまみながらボールやホッピーをちびちびというのもいいかもしれません。ちなみに、日本酒は湯煎のお燗なので、カウンターでしっぽり燗酒を味わいたいときにもぜひ。
中野に東京東側風のお店はあまりなかったのですが、すっかり中野の酒場街に溶け込んでこの街を盛り上げる一員になっています。皆さんも、中野にお越しの際はこれまでのお店だけでなく、新たなお店も開拓してみてください。改めてこの街の酒場力が感じられると思います。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/キリンビールマーケティング株式会社)
燿 (ヒカル)
03-3388-8778
東京都中野区中野5-47-3 おかだビル 102
17:00~翌1:00(無休)
予算2,500円