今回は恵比寿のお話。焼き鳥です。この街で焼鳥というとどこを思いつきますか?
たとえば、デートだったりあまり敷居を高くしないような接待のときに、「恵比寿で焼鳥の良いお店があるんです」と言えるとカッコイイと思いませんか。
ばんばんと焼き上げる焼鳥とは違う、ひとつ上の焼鳥店で大人の時間をゆったり楽しむならば例えばこちらはいかがでしょう。
やきとり「田崎」は、2013年にオープンしたカウンターメインの「割烹」的な職人が焼き上げる焼鳥店です。
恵比寿らしいオシャレで上品な雰囲気。ささみ、レバー、だんごの3種類がお店のいちおし。最初は何を食べようか迷うことが多いと思いますが、こうして推してくれると嬉しいですね。しかも品書きの最初にこの一文ですから、お店の自信が感じられます。
焼鳥は3本単位での注文ですが、種類ごとの制限はないので、食べたいもの一本ずつ。粕漬けや西京漬けの焼き物があるのはさすがお店の雰囲気とよくあっています。どんな味なのか気になりますね。
一品ものは種類を絞っています。でもどれも美味しそう。ささみのユツケに胸肉の昆布締めなんてくすぐられる料理があって楽しい。
ドリンクメニューをみていきましょう。ビールはやはりこの街の地名の由来となったヱビスビール。日本酒は越後鶴亀が定番酒。鶴亀はこちらではあまりみかけませんが、とても美味しいお酒です。季節限定の限定ラベルもあるので、日本酒好きはこれを目当てに来てもよさそう。他にも新潟の地酒が豊富です。
焼酎や酎ハイはもちろん一通り揃いますが、ワインの品揃えが多いのもポイント。ティリア カベルネ ソーヴィニヨン(アルゼンチン)などグラスワインは730円から赤白それぞれ2種類ずつあります。もちろんボトルワインも焼鳥店というよりは肉系のオシャレバー的な品揃えです。
それでは、美味しいヱビスの樽生で乾杯!
まずは3本を、ということで、レバー・ささみ・だんごを注文。とろける焼鳥というフレーズの通り、濃厚でこってり、口の中でふわっととろけていきます。ちゃんとプリプリ感がありながらも溶けていくこの感じ、素晴らしい。
焼鳥は二本の受台の上にのっていきます。一本ずつでてきますので、こういうみせ方がよくあいます。ささみは塩で。こちらも焼き方はレアでとろけるような食感。普通の焼鳥屋と比較してはいけない、ひとつ上らしい仕事がしっかりと施されています。
だんごとは?そして他の気になる料理もみてみたい!?いやいや、全部紹介するだけが飲食店レビューではありません。どの料理もレベルはとても高く、スタンダードな鶏料理もここまでかわるものかと頷くばかりでした。
美味しいビールではじめて、ワインや日本酒を楽しんで、最後に透き通った鳥スープですっきりと〆て、楽しい時はあっという間でした。
マネージャーの深谷さん。さわやかな接客と優しい笑顔が素敵な方でした。
Syupoをご覧の皆さまは、お酒のあるところなら幅広く飲みに行かれている方が多いと思います。そんな皆さんはきっと「焼鳥でデート」とか「2・3人で接待に使える店」のようなオーダーを受けることもあるのではないでしょうか。
そんなときに、ぜひこの記事を思い出してください。きっとはずれのない乾杯ができるはずです。
ごちそうさま。
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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
YAKITORI 田崎
03-6416-0889
東京都渋谷区恵比寿西1-13-5
ブラッサム大六天 1F
17:00~23:30(日定休)
予算4,600円