池袋『男体山』創業は昭和45年。もつ焼きとシャリキンが評判の酒場

池袋『男体山』創業は昭和45年。もつ焼きとシャリキンが評判の酒場

2015年8月13日
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男体山を教えてくれたのは地元の飲食店に勤める、いわばこのエリアのプロのような人。木金は午前3時までやっているということで、仕事帰りによく利用されているのだそう。創業40数年、もつ焼きの多い池袋でも力強い一軒です。

池袋駅から徒歩数分。ビックカメラの裏口すぐの場所にある、二階からぶらさがる大きな赤ちょうちんが目印の「男体山」をご紹介します。一階は縦長でカウンターが一直線に伸びています。その先の階段を登るととなりのテンナとに覆いかぶさる形で、比較的大きな二階席が広がっています。

一階はお一人様の常連席、二階は小上がりもあって人数が多くてものんびり楽しむことができます。今日はお二階へ。

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まずはドリンクを。瓶ビールが赤星(大びん590円)ですね!生ビールは黒ラベルで、たっぷり飲みたい人向けの1Lジョッキがあるのは嬉しい。

日本酒はキクマサ、酎ハイ類はガラナあたりが珍しいですね。ホッピーセットがあり、ベースはキンミヤを使っているとのことです。

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このメニューからならば、やはり私は赤星。トトトっとそそいで、いい感じ。それでは乾杯!いつもの味がほっとします。

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つぎに料理メニューを。もつ焼き10本1,100円、一本120円なので結構オトクですね!部位はタン、ハツなど定番一通り。

一品料理、朝挽きもつ刺し、何やら気になる男体山漬けというものもあります。

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おまちどうさま、結構おおぶりのもつ焼きが焼き上がりました。どうですか、この圧倒的なシズル感。そして赤星との安定の組み合わせ。まるで幼いころの両親の飲みの席を眺めているみたい。

もつ焼きのタレはとろみがかってみたらし風。甘さ強めでしっかり食べていく感じ。二人で10本ならかなりの満腹感になるでしょう。

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ドリンクを瓶ビールから変えて緑茶割りに。窓のところにぶら下がる緑提灯には「玉露割り」とかかれていて、これは珍しい。ポッカの割り材、業務用の希釈してちょうどいいお茶は、焼酎が入っても全然薄まらないお茶の風味があります。

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それにあわせるおつまみ、店名がついた男体山漬を注文。かなり辛めで唐辛子がピリッと効いた人参、ごぼう、そしてイカの旨味の美味しい和物的なおつまみ。常連さんは漬けと呼んでいまして、先代の女将さんからの伝統メニューと聞きました。これに玉露割りがよく合います。

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冷蔵庫で冷やされているキンミヤのコップ酒。あまり見かけない一合カップですが、こんなところにゴロゴロと冷やされていたとは。これ1本とホッピー1本1,000円のセットがあり、ホッピー好きはぜひ挑戦してみてください。

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ほっとする空間。のんびりとした時間が流れています。

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お店の歴史を感じる仕入れ関係者の名前一覧。古い飲食店に多い、シックな雰囲気がいいですね。

池袋といえば様々なもつ焼き店がありどこに行こうか悩みますが、久しぶりに男体山はいかがですか?あたたかい空間です。ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

男体山
03-3982-1770
東京都豊島区東池袋1-41-14
16:00~23:30(木金27時まで・日定休)
予算2,000円