大井町「豊後屋」 涼しい空間、数人とチョイ飲みに立ち寄りたい店

大井町「豊後屋」 涼しい空間、数人とチョイ飲みに立ち寄りたい店

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本日は大井町のお店をご紹介。この街は戦後の闇市を起源とする欲しい路地の飲食店街が広がる大井町駅東口側と、東急大井町線の高架下で品川区役所方向にびっしりと飲食店が連なるエリア、そして街全体にぽつりぽつりと赤提灯が灯っていて、飲み歩きのゴールは見えないほどお店が多いです。

JR京浜東北線と東急大井町線の接続駅だから、、、という理由だけで飲み屋街が発展したものではなく、町の歴史もあり、近くにあるJR東京総合車両センターや1駅隣りの品川、大崎にあった工業地帯で働いていた人たちが飲みに行く場所として大きな需要があったからではないかと思います。

そんな大井町、古いお店も多いですが、昨今はそれらの大衆的な雰囲気を求めて飲みに来る人達によって改めて「飲みに行く町」として見直され、あらたな客層が訪れるようになりました。それにあわせて、大衆的な酒場の新店が続々と登場しています。

ここ「豊後屋」もそんなお店のひとつ。

 

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近くには角打ちや人気立ち飲み店があり、毎日大勢のお酒好き・酒場好きで賑わう通りにあるビルの二階です。立ち飲みでビル二階というのは結構珍しい。入り口に掲げられたスーパードライの看板の横、開けられているドアから中から賑やかな声が聞こえてきます。

 

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厨房を囲むL字カウンターがそのまま店内の壁をぐるりを巡る構造。中央にはグループで飲む立ち飲み用の樽テーブルが数個あります。

土曜の17時。ちょうどいい時間だし軽く飲み始めようと立ち寄りました。先客は5人組のグループと、常連と思われる一人客が数人で、なんとなくな感じで店主と話しています。テレビでは夕方の情報番組が流れいます。うん、穏やかでいい感じ。

それでは、一杯目はホッピーから。ナカは氷を含めて真ん中くらい。やや濃い目、というところでしょうか。

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それでは乾杯です!

ホッピーがよく冷えていて、キンとくる冷たさがあり、飲み屋街を歩いて蓄積されてきた体内の熱もこれでひとまず落ち着けそう。

 

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おつまみは250円から400円ほど。お通しはなくホッピーセットも300円台もチューハイは300円といずれもリーズナブル。料理の盛りもしっかりあるので、千円札1枚で満足ができるような価格なのも嬉しいです。支払いは都度払いなので、テーブルの上にぺろっと一人一枚お札を。まずは浅漬けあたりで注文する献立を悩みながらメニューとにらめっこ。

 

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飲み物は日本酒、焼酎もそれなりに揃いますが、今日はホッピーで飲み進めていこう。暑かったのでクイクイと飲んでしまいます。ナカ200円ですし、この飲み方はやはりお財布に優しい。

料理のメインは揚げ物。豆アジ唐揚げ、オニオンリング、イカゲソ揚げにチーズポテト、レバフライとなかなかのオンパレード。常連さんが食べているものを眺めていると、なにやらアジフライが良さそう。しっかり大きく二枚で300円という価格設定も丁度いい。

今日はソースではなく醤油をつけて食べよう。揚げたてジューシー、ホッピーがよく進みます。

 

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とり天(300円)もあわせて注文。鶏ささみのあっさりとした天ぷらです。揚げ物はカロリーがあるからと基本天気に抑え気味ですが、ホッピーやビールがあるとついつい箸が進んでしまいます。

 

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きれいな内装、明るくて空調もしっかり。そんなにガヤガヤしていないので飲んでいて疲れないというのもいい。大井町は賑やかなお店が多く、飲みに来る人が集中する時間は満員電車の中で飲んでいるような状態になることも。そんなときのために、ここのようなお財布に優しく涼んでほっとするお店も梯子コースに入れておくことをオススメします。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

立呑み処 豊後屋
03-5479-9192
東京都品川区東大井5-4-18 MT5.ビル 2F
17:00~23:45(土曜日は16時から・日祝定休)
予算1,300円