再開発が進む渋谷の街で、ぽっかりと昭和の空気を残すウインズ渋谷前。この場所に暖簾を掲げる『しぶやき』は、この地で半世紀以上続いてきた老舗焼きそば店です。名物の自家製ソース焼きそばを中心に、手頃な価格の鉄板料理とお酒が揃っています。今回は、近隣で働く人々が集う、渋谷の穴場の名店をご紹介!
渋谷の片隅で60年、名物焼きそば店の新たな形

渋谷駅の新南口から歩いて4分ほど。明治通りから少し入ったウインズ渋谷の目の前は、開催日以外は静かなエリアです。この場所で1963年に創業し、長年屋号のない焼きそば屋として親しまれてきたお店が、2017年秋に『鉄板やきそば・酒場しぶやき』としてリニューアルしました。

元エンジニアという二代目が家業を継ぐにあたり、渋谷のIT化やオフィス街への変化に合わせてスタイルをアップデート。平日の夜は椅子に座ってゆっくり飲める大衆鉄板酒場として、近隣で働く人々の憩いの場に。土日は昔からの常連客向けに立ち飲み形式で営業し、昔ながらの焼きそばを提供しています。

店内はカウンター席を中心に、奥には立ち飲みスペースやテーブル席も配置。お昼からお酒の注文が可能で、鉄板料理を肴にサクッとスタンド飲みを楽しむスタイルも人気です。

安い・早い・美味しい、そんな老舗焼きそばスタンドの心意気はそのままに、時代に合わせて老若男女が使いやすいお店になりました。飲む人にも飲まない人にもオススメ!
もちもち麺と桜えび香る自家製ソース焼きそばで乾杯

まずは「サッポロ生ビール黒ラベル(550円)」をもらい、しっかり冷えたグラスで乾杯!

渋谷は近年、飲食店の高価格化が顕著ですが、ここは昔ながらのスタンド価格なのがうれしい。鉄板焼きの大衆店なんて、この街では今や貴重な存在でしょう。だからこそ、ここではすぐに焼きそばを注文せず、少しお酒を飲みながら、立派な鉄板を活かした料理を楽しみたいのです。

そこで選んだのがこちら。鉄板で丁寧に焼き上げられた「親子だし巻き(590円)」。

出汁でたぷたぷ、鶏肉たっぷりでふっくらとした仕上がりです。紅しょうがとネギがいいアクセント!

続いて、競馬にちなんだネーミングの焼酎リキュール「単勝バリキング(450円)」を注文しました。

バリキングはサッポロの酒場向けのマニアックなリキュール。下町の”ボール”系が好きな私にはちょうどいい酎ハイです。生姜の風味が効いたさっぱりとした味わいですから、鉄板焼きとの相性は抜群。

たっぷりのかつお節とマヨネーズが食欲をそそる「しぶやき風モダン焼き 小(690円)」も、お酒のお供にぴったりのボリューム感。もちもちの焼きそばが入っているのもいいですね!

渋谷の真ん中でこの価格設定は嬉しい限り。しぶやきは、焼きそばだけじゃないんです。

そろそろメインの焼きそばに行きましょうか。ソース味の「黒」や、だし塩味の「白」、ラー油味の「赤」などいろいろありますが、ここは定番の「しぶやき(鉄板焼きそば)黒(800円)」をまずは食べてみてほしい!

今回は、つまみレベルを高めるために、肉増量(150円)も追加。

鉄板でじっくり蒸し焼きにした中太麺は、もっちりとした弾力があります。

桜えびオイルを合わせているという自家製ソースは、甘さ抑えめでマイルド。

豚バラ肉やキャベツの旨味と合わさり、これがお酒をぐっと誘うんです。黒いモチモチ麺とコクが強い濃厚ソースの旨味。長年人気の理由は食べてみたらわかります。
進化を続ける老舗、気軽にどうぞ

先代の頃から長年愛されてきたソース焼きそばの基本をしっかりと守りつつ、常に新しい試みを続ける『しぶやき』。親しみやすい店主さんが切り盛りし、店の雰囲気もモダンなので一人で入りやすい。渋谷の裏路地ですが、店に入ればきっと安心して飲んで食べて楽しめるはずです。
| 店名 | 鉄板やきそば酒場 しぶやき |
| 住所 | 東京都渋谷区渋谷3-13-1 |
| 営業時間 | 11時30分~15時00分 17時00分~22時00分 木は夜営業のみ 土日は 9時30分~17時00分 ※平日と土日(競馬開催日)でメニューが異なります。 月祝定休 |
| 創業 | 1963年創業 2017年9月1日 しぶやきにリニューアル |
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