【サッポロビール】赤星丸で体感!相思相愛、酒場と麦酒と人のイイ関係


今年、発売から140年を迎えたサッポロラガービール。黒ラベル登場以前は、ずばり「サッポロビール」の名で愛され、日本で最も古いビール銘柄です。

 

DSC09951---コピー
▲140年前のデザイン。いまも大きくは変わっていない。(サッポロビール博物館・レプリカ)

大衆酒場ブームを追い風に、サッポロラガーは絶好調。レトロさと希少性、そしてなにより歴史ある名酒場に赤星ありという、先輩方が築きあげてきた歴史が人気の秘訣でしょう。

 


▲当初は北海道限定だったサッポロびん生(旧九州工場で保存)

さて、1977年サッポロの生ビールが全国の一般向けに登場した際に、サッポロビール社(以下:SB)は「サッポロびん生」の名を使いましたが、従来からのサッポロビールがベージュ地で赤い星マークなのに対し、「サッポロびん生」はラベルが黒地に銀の星マークだったことから、いつからかファンの間では「黒ラベル」の愛称で呼ばれるようになり、正式に黒ラベルが商品名として採用された歴史を持ちます。

 

DSC09998
▲ラベルデザインの歴史。赤星は90年代から変わらない。(サッポロビール博物館)

それと時を同じくして、従来からのサッポロビールを愛する人たちが集まる老舗酒場では、サッポロビール(商品)を黒ラベルのような愛称として「赤星」と呼ぶようになり、SBの商品名は「サッポロラガー」になるも、歴史あるサッポロ取扱の酒場では「赤星」が当たり前に通じるほど一般化してきました。

現在では、サッポロビールの商品カタログにも「赤星」と記載されるなど、黒ラベル同様にファンの愛称「赤星」が公式化されています。サッポロは一種独特の消費者とメーカーの相思相愛関係が感じられます。

(まめ知識:日本麦酒からサッポロビールへ社名変更する際も、実はファンからの声がきっかけのひとつと言われています。)

 

缶ビールの発売に合わせて、屋形船「赤星丸」初運航!

サッポロラガーは通常は瓶ビール(中びん・大びん)のみの発売ですが、赤星の人気もあり、不定期ながらここ数年は缶ビールとしても数量限定で発売されています。2017年は6月20日の発売されることとなり、それに合わせイベントとしてサッポロラガービール 屋形船「赤星丸」を6月15日(木)~6月25日(日)までの11日間、東京(品川区東品川)で運行されることとなりました。

まさかの屋形船、なんとも昭和っぽいといいますか、実に赤星らしい企画ではないでしょうか。

 

運航初日の15日、筆者も赤星をはじめとした酒場ビールを応援するものとして密着取材をしてまいりました。赤星丸の様子だけでなく屋形船という”船上酒場”の魅力もあわせてご覧ください。なお、船内の催しについては乗船してからのお楽しみ要素もありますので、”ネタバレ”は最小限にいたしますが、今後ご乗船予定の方はご注意ください。

 

最寄り駅は京急電鉄で品川から一駅の北品川駅。旧東海道沿いに大衆酒場も点在し、東京の中心に近いながら、どこか懐かしい町並みが広がります。

 

船宿は「三河屋」。北品川は船宿が集中していて、屋形船の乗船場所として有名です。船宿の入り口まで、期間中は赤星で一色になっています。

 

赤星丸仕様に染められた三河屋の屋形船。提灯には赤星探偵団の文字がはいるなど手が込んでいます。

 

この提灯なんて、そのまま飲食店向けの装飾品に使えそう(笑)

 

6名テーブルが8卓。1日あたり50人未満と赤星人気から考えればまさにプレミアチケットです。畳に正座かと覚悟していましたが、掘りごたつになっていて座ってみればラクラク。目の高さの窓があり眺めもいい。

 

乗船時に手渡されるリーフレットには、赤星探偵団がおすすめする赤星が似合う酒場のリストが入ります。中身は、当日参加の方のお楽しみ。

 

運航初日は、サッポロビールと講談社が運営するWEBマガジン「赤星探偵団」で活躍中の”団員”も乗船。お客さんも関係者もいっしょになって、「早く飲みたい!」とすでにワイワイと盛り上がっています。出港後の乾杯まで、ビールはお預けのアナウンスに、一同しょんぼり。

 

なにせ赤星を愛する人たちしか乗船していませんので、抜栓が間に合わなかったらどうしよう。そんな不安もあって、筆者も私物の栓抜きを片手に準備万端。

 

はやく、はやく!テーブルには、お刺身をはじめ酢の物、香の物、塩辛などビールと相性のいいおつまみが乗船に合わせてセッティングされています。

さぁ、出港!いざ乾杯。

 

期間限定とするにはもったいないほど、丁寧につくられた映像コンテンツや船内装飾に全員テンションが高い。初めて会う人達ばかりにも関わらず、ビヤタンに注ぎあってすぐに馴染みの飲み友達のような一体感が生まれました。

 

箸袋までサッポロラガー仕様。本船限定の特別アイテムが山ほどあって、SB社自身のやる気と遊び心、なにより中の人も赤星好きだというのが伝わってきます。

 

屋形船のおつまみは、船上とはいえ十分納得の料理が揃ろっています。お刺身も質がよく、海老はぷりぷり。

 

船内で揚げている天ぷらがメインディッシュ。揚げたての穴子や海老などしっかりとボリュームがあります。穴子の天ぷらは衣がサクサクで身はふんわり柔らかく特に美味。

 

赤星探偵団の団員から、昭和なアニキが語る定番服と赤星の名店「アニ散歩」の片野英児さんと赤星★100軒マラソンの大竹 聡さん。お二人とも赤星酒場を精力的に探偵されています。赤星のある酒場話は初日に乗船されたお客さんだけのトークショウ。皆さん、うんうんと頷きます。

 

台場付近では屋上甲板を開放して、夜景を眺めながら一献傾ける時間もあります。オシャレなグラスではなく、皆さん大びんとビヤタンを持っているのが笑ってしまいます。さ、さすが赤星ファン。

 

お台場の方に向いて、「乾杯をもっとおいしく!!」。赤星丸でなくとも、東京湾から隅田川にはいる屋形船はこの一帯で停泊するコースは多く、都心のなかの広い星空が楽しめます。

 

船内では、赤星にまつわる4つのクイズがあり、大盛り上がり。全問正解の方には賞品がでるのでみんな真剣。筆者も全問正解ならず。サッポロの社史を知るだけでは全問正解とならない超難問の存在が…。

 

赤星の世界観を詰め込んだ赤星丸。酒場と麦酒と人のいい関係を満喫するひととき。19時出港、21時30分帰港の2時間半の船旅はあっという間で、皆さん名残惜しそうに船宿をあとにされる光景も印象的でした。

さぁ、今夜はどんな酒場にいきますか。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ 取材協力/サッポロビール株式会社)

 

赤星探偵団
https://www.akaboshi-tanteidan.com/

サッポロラガー屋形船「赤星丸」
5,400円(税込)、お土産付き(サッポロラガービール缶、赤星ミニグラス)
6月15日(木)~6月25日(日)
平日運航時間(6月15日、16日、19日~23日)19:00~21:30頃 ※受付開始18:30
休日運航時間(6月17日、18日、24日、25日)17:00~19:30頃 ※受付開始16:30
乗船場所: 東京都品川区東品川 1-1-14 三河屋(品川桟橋)

 



コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です


こちらの記事もどうぞ



«