阿佐ヶ谷「いっぽ阿佐ヶ谷店」 特長は煮込みとやきとんのハイブリット!


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2016年9月13日、高円寺の人気やきとん酒場「いっぽ」が阿佐ヶ谷に二号店をオープン。オープンの情報を聞いて、用事もない夜でしたので早速初日にお伺いしました。まだ新しい建物の一階にあります。駅から3分ほど離れているとはいえ、路面で入りやすい雰囲気。開放感もあって一見さんでもすっと吸い込まれそうな雰囲気があります。

以前、高円寺の本店を取材しましたが、やきとんも煮込みも、不思議と刺身も美味しかったことからすっかりファンになっていました。

高円寺「いっぽ」 こんな店が欲しいが叶う場所、大鍋煮込みも串も美味】

 

店主の針谷さんは脱サラ後、何軒か有名な居酒屋さんで下積みをしている研究熱心な方。品書きにもどことなく、いろんなお店の色がみえています。それでは早速様子をご紹介します。

 

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二の字型のカウンターを中心とした配置。20席ほどのつくりで、一人・二人の利用はカウンターですが、場所柄、高円寺店と同様に家族で利用することを想定したゆったりとした4人がけのテーブルもあり、利用の幅は広い。

真新しい内装にぴかぴかの厨房機器。今日から阿佐ヶ谷いっぽの歴史が始まりますね。

まずは、なにはともあれビールから。生はキリンのハートランドです。それでは乾杯!

 

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瓶ビールはキリンラガーとサッポロラガーも置いています。高円寺のいっぽ同様、ドリンクのメインはキンミヤ焼酎をつかった酎ハイ類になっていて、コーヒー焼酎や豆乳割りまであります。バイスやホッピーなどが人気。シャリキンも年中商品でありますので、みんな大好きシャリキンホッピーもいけます。

焼酎ハイボール(下町ハイボール)やキンミヤ梅割りは、杉並という場所柄あまり認知されていないので、今回は扱わなかったと聞きます。

 

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炭火で焼くやきとんは1本から注文できて100円。部位は種類が多く、普段からもつ焼きを食べ慣れている人でも、初めて目にする部位もあるのではないでしょうか。取材時、お隣のお客さんは関西からいらした方でして、不思議そうに店員さんに質問されていました。やきとん(もつ焼き)は、東京下町のご当地料理です。

 

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サイドメニューはどこかビストロ的な要素を含みつつ、種類多めで価格も安い。いろいろ食べてみたい。最近人気をみせているやきとん屋との違いは「オイル煮」かな。

 

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高円寺店もそうですが、刺身があります。ですので、店の特長を短く表すとしたら、「魚も食べられるやきとん屋」とでもいいましょうか。

 

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そんなメニューを眺めていたらあっという間にハートランドを飲み干してしまいましたので、二杯目はサッポロ赤星といきましょう。大びん500円台と、場所を考えるとリーズナブルな価格設定ではないでしょうか。よく冷えた赤星で、ビヤタンが乾く乾く。

 

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名物は「煮込み」と「やきとん」。鍋にいれて提供される白味噌の煮込み(430円)、もつの下ごしらえがかなり徹底されていて豚もつ独特のエグみは一切なく、ふっと広がる豚もつの旨味に味噌の味がまざってこれがいい。お豆腐はそこまで味はしみていませんが、汁が多いので、れんげで一緒にすくって食べればちょうどいい。豚もつのいい出汁がでています。

 

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やきとんは、塩、タレ、ミソの3種から味を選べます。かしらミソ焼きは本店同様に人気メニュー。こぶりながら、ぎゅっと詰められ丁寧に串打ちされているので、1本100円でこれは誰も文句ないでしょう。ミソ味は焦げやすいですが、焦げ目を落としてキレイな状態で提供する気配りも変わらず健在。

 

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1本200円のつくねは、ぜひピーマンや玉子(50円)も一緒に頼んで欲しいです。とろみのあるタレで重ねて焼かれている照り感のあるつくねに、とろっと黄身がよくあいます。

 

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さらにヒーマンに挟んで、肉詰めピーマン風にすれば、味がしっかりしているやきとんの中で、ちょっとした口直しにもなり、おすすめしたい。余韻にすかさず、ビールやホッピーをぐいっと。

 

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本格焼酎やワインも充実していて、明るくきれいな内装もあって、バル的な雰囲気でゆっくり飲むもよし。そういうグループもいらっしゃいますが、私の場合はどうしても「やときん」と言えば「甲類」という結びつきになってしまい、シャリキンでバイスサワーを注文。キンミヤ焼酎(甲類・宮崎本店/三重県)をシャーベット状に凍らせたものに、大田区羽田のコダマ飲料のバイスソーダをどどどっと流し込みます。

 

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これぞ大人のかき氷。夏も終わろうとしていますが、清涼感もある見た目で食が進みます。

 

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シャリキンですと氷が入らないので、ナカ1・ソト1で飲みきりサイズ。うーん、もっと濃いほうがいい?追加しちゃいますか。キンミヤボトルで1,800円(4合)みたいですし、ボトル入れてもいいかも。

 

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バイスに合わせるのはいっぽならではの「オイル煮」。ニンニクや彩り野菜などありますが、おすすめはトマトとマッシュルーム(380円)。注文を受けてから10分近くずーっと加熱し続けるアヒージョ風のもので、つくる手間は結構なもの。焼台に余裕があまりないので、オーダーが重なるとちょっと苦労しそう?なんていうのを眺めつつ、トマトのオイル煮に舌鼓。バイスとあわせてさっぱりと。まるまるはいった大きな生マッシュルームもオイルで煮られてプリプリ食感です。ただ、湯気がでていなくとも猛烈に熱いので食べるときは十分ご注意を。

 

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本店のある高円寺は老舗の大箱やきとり店や、ガード下にも多数のもつ焼き屋が並ぶ激戦区。そこでも美味しさで支持されてきましたが、きっと阿佐ヶ谷でも同様に街の人気者になると思います。初日はちょっとばたばたしていましたが、安定した美味しさがありますので、ご近所にお住まいの方はふらりと覗いてみてはいかがでしょう。

居心地の良さをプラスした、大衆的でアットホームだけど、本質はぴしっとする。それが杉並の新たな酒場の形かもしれません。

ごちそうさま。

 

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

 

いっぽ阿佐ヶ谷店
東京都杉並区阿佐谷南3丁目34−9
16:00~25:00(日曜は24:00まで・定休日確認中)
予算2,200円



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