渋谷『鳥竹総本店』創業60周年!街を代表する名物大焼鳥を肴に乾杯!

渋谷『鳥竹総本店』創業60周年!街を代表する名物大焼鳥を肴に乾杯!

2015年7月7日

皆さま、渋谷の酒場といえばどのお店を思い浮かべますか?多くの人は、やはりここ「鳥竹」ではないでしょうか。

渋谷マークシティの隣、井の頭線の改札から徒歩30秒の立地にあり、お昼から通しでやっているで、たまに井の頭線のホームにまで焼鳥の香りが漂っていることもあるくらい、駅に近いです。

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1963年(昭和38年)の創業。

長く渋谷で飲む人たちのお腹と喉の渇きを潤してきた銘店は、なんといっても大ぶりでずっしりと重い焼鳥が名物です。大きさだけでなくて、その味にも定評があり、月に一回はここで食べておかなくちゃ…なんていうファンも多い人気店です。

お店は一階が厨房をメインに少しのカウンターとテーブル席がある空間。二階に通されることが多く、窓からは渋谷駅前を行き交う人を眺めながらお酒が楽しめます。

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地下からニ階まである焼鳥ビル

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まずは飲み物。やっぱり生ビールでしょう。中ジョッキといいながら世間の中生の1.5倍はある大きなジョッキで登場します。このあたり、昔からの酒場の豪快さが感じられます。

では乾杯!

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さて、食べ物は…と。焼き鳥屋ですが、品書きにはびっしりと肴が並びます。もも焼きや丸むし半身はインパクト大なのですがボリュームも大なので、たくさん食べる人と一緒のときに注文したいところ。

定番の串のほか、若いサラリーマンには唐揚げが人気。雑踏の中にある大衆酒場なのにテーラードのジャケットをびしっと着ている年配の紳士はドジョウ鍋と串うなぎを食べています。

冬は鳥なべ・水炊きはぜひ食べたいメニューのひとつです。鳥なべはすき焼き風で創業当時から続く冬の看板料理。

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いくつか注文を通したら、ちょっと落ち着いてきてビールを生から瓶へ。瓶ビールは昔からずっと赤星です。よく冷えていて、喉を通り過ぎるときのヒヤっとした感じが最高。

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煮込みは鶏もつではなく豚ですが、大衆酒場の平均値以上でしっかり作られたもの。味噌ベースで臭みはなくて食べやすい一品です。

巨大な焼鳥

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さて、おまちかねの焼鳥の登場です。スライスレモンと比較すれば大きさがお判りいただけるかと思います。ぼっか串と言われるうなぎの蒲焼きに使う串を使用。

一階の焼き台では常にもうもうと煙を立てながらこの串が大量に焼かれています。それでも焦げたり形が崩れていることもなく、本当に絶妙な焼き加減です。

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こちらは軟骨串。一本の値段が300円(税別)と大衆酒場の二倍ほどしますが、ボリュームも二倍程度あるので納得価格。ですが、つい食べ過ぎてしまうので大変(笑)

鳥竹は鳥をまるまる仕入れてきて自前で捌いています。捌きたてのほうが、あらかじめ部位別になっているものよりも旨味が強いのだと聞きます。

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野菜串も食べておきませんと。ここのタレはさらりとした甘めの味付け。このタレをネギの間に染み込ませて食べれば、ぎゅっとつまった旨味が口の中でパッと広がってビールや酎ハイをぐいぐいと引きつけます。

サワーは濃いめ

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レモンサワーは博水社のハイサワーが使われています。注文が入ると甲類をジョッキに入れて、そこに瓶で仕入れているハイサワーを流し込みます。このジョッキにハイサワーのリターナブルびんだと比率的にかなり焼酎が強くなるはずだけれども…

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結構大箱のお店なのですが19時頃になると行列ができ始めます。

みんなのお目当てはやはり大ぶりの焼鳥と生ビール。お客さんは渋谷界隈で働く人だけでなく、東急線や京王井の頭線に乗り換えるために渋谷を通過している人が立ち寄ることも多いそうです。

若者の街渋谷でも、ここは年配の方もホッとできる昭和の酒場です。

年配の方も安心して飲める渋谷のオアシス

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街のランドマーク的な存在の「鳥竹」。渋谷で飲むときに、焼鳥が食べたくなっらこんなお店はいかがですか?

ごちそうさま。

(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

店名鳥竹総本店
住所東京都渋谷区道玄坂1‐6‐1
営業時間営業時間 12:00~23:30
定休日 無休(日曜日営業)
創業時期1963年