天神『おきよ』長浜漁港直送の刺身で朝から乾杯!市場関係者御用達の食堂

天神『おきよ』長浜漁港直送の刺身で朝から乾杯!市場関係者御用達の食堂

福岡市鮮魚市場に併設された「市場会館」は市場関係者向けの施設ながら、一般の人も利用可能です。飲食店は朝から営業しており、朝から玄界灘でとれた新鮮な魚介類をつまみにお酒が楽しめます。今回はとくに歴史がある『おきよ』をご紹介!

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市場関係者だけが知る職域食堂だった

水炊き、モツ鍋、焼き鳥、餃子。お酒が進む名物料理が山ほどある福岡は、酒場好きにとって楽園です。深夜まで営業する屋台で焼酎お湯割りを飲んだ翌朝は、穏やかにうどんでも…とはいきません。福岡は、朝からお酒好きを誘惑するスポットがあるんです。

それが、福岡中央卸売鮮魚市場「長浜鮮魚市場」。海に接しているため、市場に漁船を接岸させて直接セリ場に魚を運び込める、大都市では非常に珍しい「産地市場」となっています。つまり、水揚げしたての魚が並ぶということ。福岡で食べる魚の質が良いのは、玄界灘、博多湾などの環境に加え、産地と消費地が一体化していることも大きいです。

そんな市場の関連施設である市場会館には、市場・水産関係者が利用する食堂が並んでいます。今回はここで最も歴史ある店『おきよ』を訪ねました。

店名の由来は、創業者の「きよこ」さんからきているとのこと。

いかにも公営の施設という佇まいの市場会館(福岡市の運営)にあって、一歩店内に入るとそこは歴史ある食堂そのもの。ジャンパーに長靴という出で立ちのグループ、スーツ姿の一人客など、お客さんの多くは市場で働く人たち。

そこに混ざって観光客や、私のように朝から魚で飲もうと考えるノンベエの姿も。こういうローカルな食堂で飲むお酒が美味しいんです。

品書き

基本は刺身やフライ、天ぷらなどの定食と海鮮丼です。単品注文ももちろん可能。胡麻サバ、胡麻ブリ、胡麻タイが並んでいるのがさすが福岡ですね。

  • 樽生ビール アサヒスーパードライ:550円
  • 瓶ビール大瓶 キリンラガー・サッポロラガー:760円
  • 瓶ビール大瓶 サッポロヱビス:780円
  • 瓶ビール中瓶 サントリープレミアムモルツ:560円
  • 日本酒 萬代:500円
  • 本格焼酎各種:450円~

胡麻ダレ刺身は外せません

朝9時の開店にあわせてやってきましたが、意外と飲んでいる”ご同輩”がいて安心します。

午前中に飲むビールは背徳感も美味しさのエッセンス。さぁ、サッポロラガービールで乾杯!

昭和22年の創業時は、長浜ではなく、今のベイサイドプレイス付近の築港で漁師向けに営業しいたそうです。その後、引き続き魚繋がりで市場へ移転。もとは場内にありましたが、市場会館の開設に合わせて、現店舗をオープン。

ずっと魚のプロを相手に商売してきた店の定食は、やはり安定感が違います。

あらたき定食のあらは、大皿いっぱいに盛られたブリ。福岡らしい甘い醤油を聞かせた味付けで、朝からビールが進みます。

福岡の郷土料理、刺身を胡麻と甘い醤油に漬け込んだ「胡麻サバ」も『おきよ』の人気料理です。サバ以外もあるので、今回はブリを選びました。脂がのっているからこそ、漬け込むことでより美味しくなります。

このように単品で追加できますので、定食をひとまわり豪華にしたいときにぴったり。

ごはんの上の並べれば、胡麻ブリ丼の出来上がり。

福岡滞在時は、ホテルで朝食を食べるのはもったいない!そう思わせてくれる、名店『おきよ』。次回の福岡訪問時は午前中から立ち寄られてみてはいかがでしょう。

天神駅、または福岡市営地下鉄 赤坂駅から徒歩15分ほどです。

店名おきよ
住所福岡県福岡市中央区長浜3-11-3 市場会館 1F
営業時間月・火・水・木・金・土
09:00 – 15:00
18:00 – 21:30

定休日
創業1947年
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