朝10時30分からやっている!黒ラベル大びん450円、酎ハイ250円。料理も200円台がほとんど。居心地良く干渉されずにのんびりと自分の時間を楽しめる立ち飲み。どうですか、この飲兵衛心をくすぐるキーワードの数々。早い時間から飲めて安いというのは、休日のスタードダッシュに、夜勤明けに覚えておきたいお店ですよね。そんなお店が大宮にあります。
JR大宮駅東口の駅前から一本入った路地にある大宮の立ち飲みファンの間ではお馴染みの酒場「なごみ」。早い時間からやっているので入りにくい雰囲気かも…なんて思いますが、そんなことはありません。明るく気さくな女将さんとおっとりとした大将が迎えてくれる家庭的な酒場です。
ドリンク類は瓶・生樽ともにサッポロ黒ラベル。大瓶が450円というのは昨今の立ち飲みとしてはリーズナブル。酎ハイ類は250円と素敵な価格設定。千円でお釣りが来る飲み方ができるでゼロ次会の時間調整にも最適です。
おつまみは奥のカウンターに種類豊富に並ぶ小鉢から好きな品をえらびましょう。温かくして食べるものはレンジ加熱してくれます。料理は100円から300円がほとんどでとっても良心的。もちろんお通しもありません。
冷たいおつまみもショーケースに入っています。売り切れるごとに次の料理が補充されていくので何があるかはその日のお楽しみ。塩辛やおからなどのちびちび飲むのにちょうどいいフードが揃っています。
料理を選んだら自分でレジまで持って行き、ドリンクを一緒にオーダーしてお代を支払うカフェテリア型。今回選んだのは女将さんおすすめの野菜がたっぷりはいったクリームシチューとあんかけカニ玉。そして瓶ビール。
最初に2品1ドリンク頼むのを基本にして、これで軽く済ませるか、それとも追加して長居するかを決めていく感じがよいかと。安いからと最初に頼みすぎるとあとが大変。
それでは、黒ラベルで乾杯!
お一人様のお父さんたちがぼーっとお昼酒を楽しんでいる空間ですが、明番で飲みに来ているスーツ姿のグループも多い。大宮でお昼から飲める酒場というとチェーン店がほとんどなので、こういう空間は明けの人には貴重なのだと思います。
お昼のワイドショーやバラエティ番組はちょうどいい暇つぶし。のれんの隙間から入る午後の日差しに照らされながらのんびり飲むビールや酎ハイに癒やされます。日々の忙しさを忘れさせてくれる素敵な空間で、ちょい飲みいかがでしょう。
お昼から飲むって楽しいよ!ごちそうさま。
(取材・文・撮影/塩見 なゆ)
店名 | なごみ |
住所 | 埼玉県さいたま市大宮区大門町1-72 |
営業時間 | 12:00~22:00 日祝定休 |