大山「鏑屋」白煮込みを目当てに途中下車、アットホームな街酒場

大山「鏑屋」白煮込みを目当てに途中下車、アットホームな街酒場

2015年11月9日

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東武東上線の大山駅周辺には素敵な飲み屋がいっぱいあります。梯子酒をぜひ楽しんで欲しいのですが、そのときにオススメしたい一軒がこちら、「鏑屋」です。ご主人が群馬の下仁田のご出身ということで、近くを流れる鏑川から店名を決められたそうです。オープンは平成3年で、いまはすっかり大山に無くてはならない一軒となっています。

ホッピーともつ焼の文字が飲兵衛ごころをくすぐりますが、それ以上に大きな「煮込鍋」と書かれた赤ちょうちんがたまらなくいい感じ。さぁ、飲みに入りましょう!

 

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お店はいつきても超満員。明るく活気のある空間では地元の方がほとんどで皆さん笑顔で飲まれています。こういう土地に密着した酒場のがやがやとした雰囲気がとっても好き。ご家族経営をされていて、店員さん同士の掛け合いもとてもアットホームで居心地抜群です。

日替わりメニューがかかれたホワイトボードはその日仕入れた海鮮料理をメインにしたお刺身・天ぷらがずらり。うーん、どれも食べてみたい。メインはもつ焼ですが、サイドメニューが大変豊富で、魚で飲みたい日・野菜系であっさり済ませたい日にも使い勝手抜群です。

えーと、何を飲みましょう。

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ビールは大衆酒場で間違いのない銘柄「サッポロラガー」(大瓶520円)をいただきましょう。それでは乾杯!

飲もうとした瞬間にもう出てきました、煮込みと青柳刺身。繁盛店は料理の提供スピードがどこも早いですよね。白味噌ベースであっさり。丁寧な下処理が施されていてとにかくすっきり、それが美味しい。鍋にお豆腐がゴロンと入って出てくるので一人ならばこれだけで2杯は飲めますね。これで400円はオトク。プラス50円の単位で辛くしていくことも可能で、自分ごのみの味を探してみるのも楽しそうです。

 

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ビールはサッポロ、甲類はキンミヤ、そしてメインの割り材はホッピーです。煮込みにホッピーは最高の組み合わせですよね!たっぷり濃い目の焼酎にトトトっと注ぎ入れて乾杯。マドラーがついてきますが、これは使わずにすぐに抜き取ります。入れっぱなしにするとガスがどんどん抜けていきますからね。

 

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もつ焼きは一人前3本で390円。一種類3本という単位ですが2本ずつ3種類6本という注文も可能です。タンやハツ、シロなど部位は定番どころがあり、どれも新鮮でぷりっとしていて美味しいです。

 

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カウンターの目の前で次々と調理されていくので眺めているだけでも楽しい。メニューが豊富なのに少人数で次々と作り上げていく姿は圧巻。こういうお店のカウンターで、そんな料理人たちの動きを眺めながらしっぽり飲むのが大好きです。

 

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笑いがあふれる大衆酒場「鏑屋」。入り口につまれたP箱を見れば、このお店の活気も伝わるのではないでしょうか。美味しい料理を作ろうというご主人のパワーを感じるお店、ぜひ東上線に乗って大山まで飲みに来てみてください。きっとはまりますよ。

ごちそうさま。

 

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(取材・文・撮影/塩見 なゆ)

鏑屋
03-5995-9941
東京都板橋区大山町14-6 下田ビル1F
17:00~24:00(月定休)
予算2,000円